だから高校野球は面白い! 高校野球大好き芸人・かみじょうたけしの熱~い選抜選手秘話

「疲れたけど楽しかった。明日からはないのか…」と残念がったかみじょうさん【写真:稲葉訓也】
「疲れたけど楽しかった。明日からはないのか…」と残念がったかみじょうさん【写真:稲葉訓也】

高校野球の最大の魅力は球児たちの成長

 高校野球の魅力は、高校球児たちがそれぞれ野球を通して学んで、人間的に成長していく姿を見せてもらえることやと思います。3年生たちは夏の最後の大会で負けた後、甲子園球場の外で“引退式”をやっているんですよ。そのとき、球児たちは親の前でワンワン泣いて「毎日送り迎えしてくれてありがとうございました」「毎朝5時に起きて弁当を作ってくれてありがとうございました」って伝えるんです。野球に真剣に取り組んでいるからこそ、最後、振り返ったときに感謝の言葉が自然に出る。僕なんか、いまだに親に「ありがとう」なんて照れくさくて言えないのに。1年生らも、そんな先輩の姿を見て引いてるんですけど、そんな彼らも3年になって最後の大会を終えたら同じように成長しているんですよね。高校生らしい素直さ、純粋さを感じて感動します。

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 僕自身、野球は小学生のときに3年間やっただけで早々に諦めて、中学・高校はソフトテニス部でやってたんです。一生懸命やってましたけど、最後、球児らみたいに親の前で泣くまでにはならなかった。高校野球はやっぱり特別なんです。小学6年生のときにオヤジに兵庫大会に連れて行ってもらって以来の高校野球ファンで、大学時代に好きなだけ観戦するうちもっと好きになっていきました。この春の大会は今、振り返るとアッという間でしたけど、コロナで2年ぶりに開催できて、無事に終わって、今、胸が一杯です。決勝を終えた日の夜、「明日からはないのか」と思うと、ちょっと寂しくなりましたね。

□かみじょうたけし 1977年12月31日、兵庫県津名郡一宮町(現・淡路島市)生まれ。本名:上条剛志。龍谷大学文学部在学中の97年、アルバイト先の先輩に誘われお笑いコンビ「ロビンス」結成。2006年、解散後ピン芸人になり、タレント・板東英二のモノマネなどで人気に。11年、著書「甲子園(笑)伝説!」(文芸社)上梓。14年、バラエティー番組「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「高校野球大大大好き芸人」第1回に出演し高校野球好き芸人として知られるように。

次のページへ (4/4) 【動画】かみじょうたけしさん、自身のYouTubeでも高校野球愛を熱~く語る!
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