細田守最新作「竜とそばかすの姫」、「アナ雪」キャラクターデザイナーが歌姫ベルをデザイン

アニメーション映画監督・細田守の最新作「竜とそばかすの姫」(7月公開)のスタッフ情報と予告映像が解禁となった。

ジン・キムがデザインした歌姫ベル【写真:(C)2021 スタジオ地図】
ジン・キムがデザインした歌姫ベル【写真:(C)2021 スタジオ地図】

歌姫ベルの透明感と力強さを備えた歌声…重要な楽曲も初解禁

 アニメーション映画監督・細田守の最新作「竜とそばかすの姫」(7月公開)のスタッフ情報と予告映像が解禁となった。

 主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼い頃に母を亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずが、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加し、その歌声で瞬く間に世界に注目される存在になっていく。

 細田監督の元には世界的クリエーターたちが集結。

 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ベイマックス」「モアナと伝説の海」など数多くのキャラクターデザインを手がけるジン・キム(Jin Kim)が、歌姫ベルのキャラクターデザインを手掛けたことが解禁となった。

 互いの作品をリスペクトし合っていた、ジン・キムと細田監督は、「未来のミライ」が米国アカデミー賞ノミネートを始め、まさに細田作品が世界へ羽ばたいた頃、ロサンゼルスで出会い、意気投合。いつか一緒にクリエーティブを、と語り合いました。今回、歌姫ベルのデザイン制作にあたり、細田監督が正式に依頼、互いが熱望していたクリエーティブの共演が実現した。貴重なキャラクターデザインもこの度合わせて解禁となった。

 また、先日公開された世界50億人以上が集う<U>のコンセプトアートを担当したのは、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家/デザイナー、エリック・ウォン(Eric Wong)。さらに、これまで5本の映画をアカデミー賞にノミネートさせてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督を始めとするスタッフたちが作品に参加している。

 そんな作品の世界観が垣間見える予告映像も公開。ベルの歌声も初解禁された。

 公開された予告映像には、ジン・キムがデザインした歌姫ベルの美しく輝く姿が登場。高知の田園風景や校舎という日常から、仮想世界<U>へと新たな世界の扉を開いていくすず(ベル)。そんな彼女の目の前に<U>で恐れられている謎の存在・竜が姿を現す。

 主人公・歌姫ベルの透明感と力強さを備えた歌声…重要な楽曲も初解禁。母親の死以来、心に深い傷を負い、歌うことができずにいた少女・「すず」が、<U>の世界で「ベル」として自分を解放し、心に秘めてきた想いを歌ったこの歌は、劇中でベルが歌う重要な楽曲のひとつとなっている。

次のページへ (2/2) 【動画】細田守最新作「竜とそばかすの姫」予告映像
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