コロナ禍を乗り越えて1年越しの晴れ舞台 「挑戦」と「歴史」に見たSTU48の可能性

1期生、ドラフト3期生、2期研究生が融合した充実の公演となった【写真:(C)STU】
1期生、ドラフト3期生、2期研究生が融合した充実の公演となった【写真:(C)STU】

5周年、6周年、10周年とファンとともにSTU48のストーリーを作っていくことを約束

 一方で、夜公演は「歴史をたどる」がテーマとなった。STU48初のオリジナル曲「瀬戸内の声」から始まり、軌跡を振り返るVTRとともにこれまでのシングルやカップリング曲が並び、6thシングル「独り言で語るくらいなら」のカップリング曲「僕はこの海を眺めてる」「そして僕は僕じゃなくなる」「サングラスデイズ」も有観客で初披露。STU48の初代キャプテンを務めた岡田奈々は、「これから5周年、6周年、さらに10周年と応援してくださるみなさんと一緒に、STU48というストーリーを作っていけたらと思います」とメッセージを送った。

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 また、中心メンバーの1人である瀧野由美子も、「このコンサートをするのも私たちの夢でした。3周年ができなかった分、このコンサートにかける思いはきっとみんな強かったと思います。2期研究生は周年コンサートに出るのは初めてで慣れないこともたくさんあったけど、こうしてみなさんが温かく迎え入れてくださったおかげで、最後まで来ることができました。こからもSTU48とともに夢を見続けてください!」と、駆け付けたファンに呼び掛けた。

 夜公演では「夏の瀬戸内ツアー」が発表され、1期生・ドラフト3期生による兵庫県、香川県、山口県でのホールツアー、2期研究生によるライブハウス7県ツアーが決定。STU48号に別れを告げ、新たな道を進んでいくことになる。

 運営やスタッフとの会議に出席し、コンサートタイトルも決めたというキャプテンの今村は、「4周年コンサートでは、課外活動ユニットで1期生・ドラフト3期生・2期生研究生の混合ユニットに挑戦しました。もっと新しいことを2期生研究生とやっていきたいです。5年という節目の年になるので、STU48が皆さんを満たせられるような1年にしたい」とコメント。副キャプテンの福田も、「STU48はどのメンバーも個性的なので、1人1人をもっとよく見てもらえるように、それぞれをピックアップした、ソロ公演を凝縮したようなコンサートをしてみたいです。1人でたくさんのお客さんの視線を集めることは成長できることだし、アイドルになったというやりがいを感じると思うので、メンバーのモチベーションを上げて、ファンの方にもメンバーの一番楽しそうな顔を見ていただきたいです」と意気込みを語った。

 常に試練に立ち向かい、成長を続けてきたSTU48。5年目はこれまで以上に真価が問われることになるが、追い求める「夢」がある限り、彼女たちは決して歩みを止めないだろう。

次のページへ (3/4) STU48 4周年コンサート 出演メンバーとセットリスト
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