【気になる人】MV「僕が君の耳になる」が1000万回再生のパフォーマンスユニット「HANDSIGN」とは?

メンバー脱退時のつらさを語ったSHINGOさん【写真:山口比佐夫】
メンバー脱退時のつらさを語ったSHINGOさん【写真:山口比佐夫】

「HANDSIGN」は小学校の同級生で作ったユニット

――お2人は幼なじみだそうですね。

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SHIOGO「はい、小学校の同級生です。中学の時から一緒にストリートダンスをやっていました」
TATSU「高校、大学は別々なんですけど、ずっと一緒にクラブで踊ったり、ダンスイベントを主催したりしていました」
SHINGO「大学卒業年度に『就職せず、一緒に本気でダンスをやろう』とTATSUに誘われました。当時は親に猛反対されましたけど、黙ってCD買ったりしてくれていましたね」
TATSU「僕も親の反対はすごかったです。それが10年に『とくダネ!』(フジテレビ系)に出たら『すごいわね!』と応援してくれるようになり、『僕が君の耳になる』が1000万回再生したら、さらに変わりました(笑)」

――ここまで来るなかで一番の苦労は何だったのでしょうか。

TATSU「3年前、メンバー3人が抜けた時が一番しんどかったですね。実話シリーズの第2作も制作中で、これからさらに本腰を入れようとしていた時だったので。当時は、僕とSHINGOは歌メインで、抜けたメンバーがダンスメインだったので、抜けた穴を埋めるために、久々にダンスをしたり構成を作り直したりと、少し挫けそうでした。それでも応援してくださる方々のおかげで乗り越えられました」
SHINGO「僕らのパフォーマンスをたくさんの人に見てもらうことを夢みて、一緒にがんばっていたので、それまで応援してくれたファンや関係者のみなさんにも申し訳なかったです」

――それを乗り越えてここまできたのですね。

TATSU「最近、僕らのMVが学校の道徳の授業で使われていると聞くんです。ヒットしても忘れられる歌も少なくないですよね。でも、学校の授業で聴いた曲って忘れないと思うんです。『僕が君の耳になる』が記憶に残る歌になるとしたら、アーティストとしてこれほどうれしいことはありません」
SHINGO「僕らは歌詞も一緒に作っていて、作品は『僕が君の耳になる』のほかにもあるので、ぜひそれらも見て聴いてほしいですね」
TATSU「手話にさらに演技とかいろんな表現も加えて、表現者としてももっと良いものを作っていきたいですね」

□HANDSIGN(ハンドサイン)2005年、神奈川県平塚市出身の幼なじみ、TATSUとSHINGOの2人で手話を採り入れたストリートダンスユニットとして結成。09、10年、米NYのアポロ・シアター開催のコンテスト「アマチュアナイト」に出場し、週間と月間で優勝し、2年連続で年間大会に出場した。13~14年「みんなの手話」(NHK Eテレ)レギュラー出演。オリジナルソングの制作も始め17年、実話をもとにした「僕が君の耳になる」リリース。18年、メジャーデビュー。21年1月、「僕が君の耳になる」のYouTube再生回数1000万回を突破。同年5月、同曲の映画化作品「僕が君の耳になる」公開予定。

TATSU 本名:中野達朗。3月7日生まれ。
SHINGO 本名:小林慎吾。5月7日生まれ。

次のページへ (4/4) 【動画】再生回数1000万回を突破したMV「僕が君の耳になる」はドラマ仕立てだ
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