「私たちと一緒に夢の続きを」 STU48、初の武道館公演で示した“未来に向かう力”

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は1月15日、初の武道館単独コンサート「新春STU48コンサート2021~瀬戸内からGO TO 武道館~」を開催した。新型コロナウイルス対策を徹底したうえでファン4000人が参加したステージは、夢の舞台に立ったメンバーたちの喜びと、“自分たちの未来”に向けた思いに満ちあふれていた。

「STU48」は初の武道館公演を開催【写真:(C)STU】
「STU48」は初の武道館公演を開催【写真:(C)STU】

試練を乗り越えてたどり着いた武道館 キャプテン今村は公演前の円陣で思わず涙

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は1月15日、初の武道館単独コンサート「新春STU48コンサート2021~瀬戸内からGO TO 武道館~」を開催した。新型コロナウイルス対策を徹底したうえでファン4000人が参加したステージは、夢の舞台に立ったメンバーたちの喜びと、“自分たちの未来”に向けた思いに満ちあふれていた。

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 国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に活動を開始したSTU48。メジャーデビューシングル「暗闇」(18年1月発売)から5thシングル「思い出せる恋をしよう」(20年9月発売)まで、女性アーティスト歴代3位となるデビューから5作連続でオリコン週間シングルランキング1位に輝くなど、快挙を成し遂げてきた。

 ただ、“聖地”日本武道館への道のりは決して平坦ではなかった。シングル5枚中3枚(1st、2nd、5th)で発売延期を経験し、専用劇場船「STU48号」の2度にわたる出航延期、21年春での「STU48号」の役目終了予定、新型コロナウイルスの感染拡大による活動制限……。それでも、数々の試練にメンバーたちは立ち向かい、自分を磨き、ファンをはじめとする多くの人々の後押しを受けて、憧れの舞台に立った。

「活動を始めて4年、道のりは坂道ばかりで、うまくいかないことのほうが多かったのかなとも思うのですが、たくさん支えてくださった皆さんのおかげで、こうして武道館という大きなステージに立たせていただくことができました。私たちはこれからも初心を忘れずに頑張っていきたいと思います」

 デビューシングルから5作連続でセンターを務めてきた瀧野由美子は、STU48の軌跡をこう表現している。だからこそ、メンバーたちにとっても、武道館は特別な舞台だった。20年1月にAKB48チーム4兼任の岡田奈々からキャプテンのバトンを受け取った今村美月は、「(公演が)始まる前の円陣から感動して泣いちゃいました」と明かしている。そして、今年2月17日に発売される6thシングル「独り言で語るくらいなら」を含めて全22曲を披露した約2時間は、「あっという間で、最高の思い出になりました」と喜びを語った。

次のページへ (2/2) 武道館がゴールではなく、「私たちはもっともっと上を目指していい」(瀧野)
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