プロレスラーはにおいに敏感? 密着技で「臭いからギブアップ」、香水で軍団抗争?

帽子ではなくマッサージ器具を頭にのせた岡林【撮影:柴田惣一】
帽子ではなくマッサージ器具を頭にのせた岡林【撮影:柴田惣一】

ジェイクは爽やかなイメージ通りの「アリエール」の匂い

 獣神サンダーライガーさんは、ドリアンが好物。「脳天を突き刺すような刺激的な臭いがいい」と解説してくれた。現役のレスラーでは、全日本プロレスのジェイク・リーが、愛用の洗剤「アリエール」の匂いをさせている。ジェイクのイメージ通り、清潔で爽やかな香りだ。

 元W-1の芦野祥太郎は、整髪料の匂い。やはりガッチリ髪型を固めた木戸修さんと同じだ。大日本プロレスの岡林裕二は、頭が寒いのか冬は毛糸の帽子を愛用。だが、忘年会で酔って忘れてしまったことがあったという。参加者が帽子を持ち帰り、後日、本人に返されたが「すごくいい匂いがした」そうだ。「きっと奥様がそっと香水を振りかけているのでしょうね」と感心していた。もっとも、岡林本人は「え? あ? そうかな」と、照れ隠しか本当に気付いていないのか、微妙だ。

 浜亮太は「汗かきだから気をつけている」と制汗剤を常用。周りに飛び散らないように、とスプレータイプではなく直接肌に塗るロールオンタイプを使っており、フローラルの香りがする。カレー好きな野村卓矢は、ほのかにカレーの匂いがすることがあり、食欲が刺激される。デスマッチファイターの試合後は、鉄のにおいがする。血のにおいなのだろう。「においで血液型がわかる」というレフリーもいる。

 また、密着する技で「痛いとか苦しいではなく、臭いからギブアップする」と、食らったレスラーたちが証言する、衝撃の技もある。道場の汗臭いイメージとは違って、普段は匂いもおしゃれなプロレスラーが多い。

 皆さんもクリスマスプレゼントに香水はいかがでしょうか。

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