石原さとみが大切にする「好奇心」 母親から受け取った“人生最高の贈りもの”

ドラマを観て「温かい気持ちになってくれたら」と語った【写真:山口比佐夫】
ドラマを観て「温かい気持ちになってくれたら」と語った【写真:山口比佐夫】

好奇心を大切に「自由になるために、何か知識を得ないといけない」

――石原さんにとって、「人生最高の贈り物」って何ですか?

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「好奇心ですかね。それが根本になっている部分です。知りたい欲が今の自分を作り上げています。昔、年上の友達の家のところで勉強している時に、『なんのために勉強するんだろう』と言ったら、(友達から)『鎖を一つ一つ外していく作業なんだよ』って言われて、すごく納得したことがあったんです。自由になるために、何か知識を得ないといけない。そう思った時にすごく納得がいって、好奇心を持っていきたいと思いました」

――親からの教えもあったのでしょうか?

「母親からは『分からないことはちゃんと分からないと言いなさい』と言われました。その教えが良かったかなと思います」

――その好奇心が旅好きっていうことにも繋がっているんですか?

「旅もそうですね。あとはドキュメンタリーも好きですね。直接、人に会って人の人生を聴くのも好きです」

――最後にドラマの見どころを教えて下さい。

「コロナ禍で、当たり前が当たり前じゃなくなった世の中で、ただ、ご飯を食べて、散歩をして、会って、目を合わせて、何かを作る……。そんなことがどれだけありがたいことなんだろう、どれだけ幸せなのかを感じます。ゆり子は命が短いと分かったから、行動に移せたのだと思うんですけど、そういう幸せを感じられるんだよと、温かい気持ちになってくれたら。表情を見ていただきたいですね。1年以上前に書かれ、撮った作品が、今の皆さんにどう伝わるのか、私自身、楽しみです」

□石原さとみ(いしはら・さとみ)1986年12月24日生まれ、東京都出身。2002年、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」グランプリ受賞を経て本格的に女優活動。03年にNHKの連続テレビ小説「てるてる家族」ではヒロイン役。近作の映画は「風に立つライオン」「進撃の巨人」シリーズ、「シン・ゴジラ」「忍びの国」「決算!忠臣蔵」など。

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