アンコールで9期生のお披露目曲である「RIVER」や「High school days」「10年桜」が披露されると、ダブルアンコールでそれぞれが想いを伝える。ファンへの感謝が年々大きくなっていることを明かした山内は「好きになるタイミングは違くても、一緒にいる10年って、もしかしたら親よりも多いかも知れないよね。たくさんたくさん迷惑かけてきたけど、でも後悔があったから、これからどうしていこうかって、やる気に満ち溢れたんだと思います」と顔をクシャクシャにしてファンとの10年を振り返る。さらに7年ぶりの本格グラビアが雑誌に掲載されることをしっかり宣伝すると、「続けることの大変さと、続けるとこんな良いことがあるんだって、いろんな方に背中を押してもらえて気づくことができました。皆さんと一緒にこれからの10年を突っ走っていけたらいいなと思います」と山内らしく元気いっぱいにメッセージを送った。

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　AKB48を離れて、改めて“9期でよかった”と感じたという大場も涙を浮かべ、「間違いなく10年ここまで育ててくれたのは、AKB48に関わってくれた全ての人たちなので、今日ここに立てているのは私たちだけじゃなくて、私たちに背中を見せてくれた先輩たち、今はもしかしたら忘れちゃったかもしれないけど、その当時応援してくれていたファンのみなさんのお陰だなって、改めて今日AKBのシングル歌いながら感じました」と感謝のメッセージ。「これからは皆、別々の道で11年目も頑張っていこうと思います。でも私たちは一生AKB48の9期生なので、忘れずに私たちのことをどこかで応援してくれたら嬉しいです」と48グループに残る9期生として決意を語った。

　最後の曲は「ひこうき雲」。歌唱に合わせてファンとタオルを回し、劇場が一体となり公演は幕を閉じた。10年経っても変わることのない同期の絆。そして10年が経った今だからこそ感じる大きな感謝の想い。2年前の約束が果たされた9期生公演は、10年分の感謝と愛が溢れていた。

(イシイ　ヒデキ／Hideki　Ishii)