安藤サクラ「いだてん」で全身に見たことのないようなアザ…“東洋の魔女”熱演で

女優の安藤サクラ(33)がNHKの大河ドラマ「いだてん」で、女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役を熱演している。女子バレーといえば、1962年世界選手権で、常勝のソ連を破って優勝。当時、その強さから「東洋の魔女」と呼ばれた。安藤が演じる河西は卓越したリーダーシップでチームを統率する。バレーボール経験がないという安藤に意気込みを聞いた。

「いだてん」【写真提供:NHK】
「いだてん」【写真提供:NHK】

安藤サクラインタビュー 女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役

 女優の安藤サクラ(33)がNHKの大河ドラマ「いだてん」で、女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役を熱演している。女子バレーといえば、1962年世界選手権で、常勝のソ連を破って優勝。当時、その強さから「東洋の魔女」と呼ばれた。安藤が演じる河西は卓越したリーダーシップでチームを統率する。バレーボール経験がないという安藤に意気込みを聞いた。

――大河ドラマ「いだてん」への出演について。
 
「まさか、イチ視聴者として拝見していた大好きな『いだてん』にお声掛けいただけるとは!物語も後半に差し掛かっていましたし、このタイミングで呼んでいただけるなんて想像もしていなかったので、心がウキウキするほどうれしかったです。しかも、東京五輪で金メダルを取った『東洋の魔女』のメンバーで、女子バレーボール日本代表の河西昌枝さんを演じるという大役。正直、私はバレーボール経験者ではないので少し不安もありましたが、脚本を拝見すると出演シーンも多くはなかったので、『これならお受けできるかも』と決断しました」

――バレーボールの撮影でご苦労はありましたか。

「バレーボールの練習は1日2時間程度で10日間ほど日程が組まれていたと思います。私のようなバレーボール初心者が、オリンピックに出場する日本代表選手のように見えるようになるためには短すぎる時間だったかもしれません。でも、バレーボールの練習や撮影には、斎藤真由美さんやヨーコ・ゼッターランドさんというそうそうたるプロの方たちが実技指導に入ってくださり本当に感謝しています。撮影のためとはいえ、一流の方にご指導いただけるなんて光栄でした。大河ドラマならではのぜいたくな経験だったと思います。できないなりに、形にするのは簡単ではありませんでした。私のような“シロウト”が東洋の魔女の回転レシーブをすると、全身に見たことのないようなアザができる、ということだけは皆さんにお伝えしておきたいです」

――河西選手を演じるうえで何かご準備されたことなどありますか。

「河西選手はいつも爪に透明マニキュアを塗っていらしたと伺い、バレーボール一色の生活の中にも女性らしさを大切にされていたエピソードだなと、とても心に残りました。それから写真を拝見したら、河西選手は印象的なパーマをかけていらして、大変おしゃれな方だとも感じたんです。ですから私も演じる際は髪型や爪など、細かいところもちゃんとしたい、と思いました。大松監督も河西さんをはじめとする選手たちも太平洋戦争を経験して東京五輪に臨んだ世代。あの時代を生き抜いた人たちだからこそ出せるエネルギーというのはあると思いますし、私もその時代の人たちが持っていた熱量に少しでも近づけるよう、その思いに応えられるように、気持ちを持っていきたいと考えて演じていました」

「いだてん」【写真提供:NHK】
「いだてん」【写真提供:NHK】

――宮藤官九郎さんの脚本について感じたことは。

「やっぱりすごく楽しかったです。『いだてん』もそうですが、読んでいて『やりたい!この世界に入っていきたい!』と、強く思わされるのが宮藤さんの脚本の魅力だと思います。また、現場に入ってみて『いだてん』の世界は宮藤さんの脚本の1行のト書きが、100倍くらいになって描かれているのだとも感じました。そういう監督たちはじめ、制作するスタッフの皆さん、俳優の皆さんの思いでふくらんでいるのだと」

――最後にメッセージをお願いします。

「監督から、東洋の魔女のバレーボールパートは『いだてん』で描いてきた女子スポーツの集大成的な意味も担っていると伺い、とても重要な役目だと感じていました。演じられて本当にありがたいですし、こうした形で参加できることはすごくぜいたくなことだと改めて思いました。朝ドラの『まんぷく』でも感じましたが、NHKのドラマは回によって演出される監督が違うので、いろんな監督と撮影ができるのも醍醐味なんです。朝ドラは1年半近くという長い期間ですが、今回は短い期間の中でもまたそういう出会いを経験できて、私はNHKのドラマの現場が大好きだなぁと改めて思いました。役者としてまた貴重な経験をさせていただいたと思っています。皆さんにも楽しんでご覧いただけたらうれしいです」

□安藤サクラ(あんどう・さくら)1986年2月18日、東京都生まれ。33歳。2007年、映画「風の外側」で女優デビュー。主な出演作に、ドラマ「ゆとりですがなにか」、映画「愛のむきだし」「かぞくのくに」「0.5ミリ」「百円の恋」「追憶」「万引き家族」など。NHKでは、連続テレビ小説「おひさま」「まんぷく」、「書店員ミチルの身の上話」「ママゴト」などに出演。大河ドラマは初出演。

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