高1の現役アイドルレスラー・さとうももが挑むプロレスの道、兄のDDT佐藤大地からのアドバイスとデビュー初勝利への誓い
アイドルグループ・原宿LANDのメンバーであり、高校生1年生のさとうもも。兄がDDT所属の佐藤大地ということもあり、東京女子プロレスの一員となることは自然の流れだったのかもしれない。そのももへの初ロングインタビュー後編では、デビュー戦から1か月が経った今の気持ちを聞いた。

裏側カメラの自分の顔を見て、緊張していたのを再認識
アイドルグループ・原宿LANDのメンバーであり、高校生1年生のさとうもも。兄がDDT所属の佐藤大地ということもあり、東京女子プロレスの一員となることは自然の流れだったのかもしれない。そのももへの初ロングインタビュー後編では、デビュー戦から1か月が経った今の気持ちを聞いた。(取材・文=橋場了吾)
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デビュー戦のカードは、高見汐珠&小夏れんvs神嵜志音&さとうもも。本来であればデビューが先の神嵜の入場曲を使用するところ、この日はももの入場曲で二人は入場した。
「後楽園は……両国よりも緊張しました。両国は(客席の照明を落としているので)お客さんはあまり見えなかったんですけど、後楽園はお客さんが全部丸見えで(笑)。最初にあたったのは汐珠さんだったんですが、全部が凄いなと思いました。動きが速くて追いつけなかったというか、とにかく頑張ってついていく感じで。(客席が沸いた)タックルは、ヒートアップ道場のときからやっていました」
タッグマッチなので、神嵜が出ている間はももはコーナーに控えていた。そんな中、神嵜は恒例の「志音ちゃん、頑張れ~!」という自分を鼓舞する生声コールをした後、「ももちゃん、頑張れ~!」と叫んだ。この一瞬、ももの表情も少しだけ緩み、その後にももはニールキックを繰り出し客席をどよめかせた。
「コーナーにいるときは、どうやって先輩の試合を取り入れていこうかと考えていました。ニールキックは、練習生になってデビューが決まってから練習し始めたんですけど、もともと好きな技だったので。でも、自分が理想とするニールキックとは違いました……うまく回れていないというか、縦に回る技なのに足だけ横みたいな感じになってしまって。まだまだ練習ですね」
ももは汐珠のコアラクラッチでギブアップ負けを喫し、デビュー戦初勝利は飾れなかった。
「緊張しまくっていたので、やっと終わったというかほっとしました。その日の試合では入場ゲート裏でカメラも回っていたんですが、見直したら自分の顔がやばくて……改めて、緊張していたんだなと思いました」

勝とうと思っていたけど勝てなかった…早く初勝利をつかみたい
東京女子にはももの手本となる選手は多い。SKE48からプロレス専業となった荒井優希、アップアップガールズ(プロレス)としてアイドル活動を続けている渡辺未詩、らく、高見、鈴木志乃……多くの選手が二刀流を経験している。8.2TIFプロレスでは、世界一のアイドルフェスと謳われる『TOKYO IDOL FESTIVAL』で、プロレスラーとして試合を行った。
「アイドル活動はもちろん、試合を見ていても一個一個の技がすごく丁寧ですし、尊敬するところはたくさんあります。お兄ちゃんがDDTにいるのでDDTの試合は見ますが、女子の団体は今でも東京女子しか見ていないんですよ。(TIFは)めっちゃ暑かったですけど、野外で盛り上がって楽しかったです。東京女子の先輩方は練習もよく教えてくれますし、話しているだけでも楽しいんですよ」
デビューから1か月後の8.23後楽園。デビュー戦ではパートナーだった神嵜と、自力初勝利を賭けたシングルマッチが組まれた。
「今のところ全部負けているので、悔しいです。ニールキックはもっとうまくなりたいですし、試合を見返しても自分の中の課題が見つかるので。やっぱり、ニールキックで勝ちたいですね」
ここまでは試合前に聞いた話。結果、神嵜がワキ固めでももからギブアップを奪い、初勝利。ももの初勝利はお預けとなった。
「めっちゃ緊張しました。デビュー戦のときは志音さんとタッグだったので、ちょっと不思議な気持ちで戦っていたんですが、勝とうと思っていましたけど勝てなかった……悔しかったですね。(ワキ固めは)耐えられなかったです。絶対に、早く初勝利します。ニールキックは、まだ課題があるので頑張ります」
兄の大地は、DDTの8.30後楽園大会で、MAOの持つ最高峰王座であるKO-D無差別級王座に挑戦し、大善戦するも惜敗。その大地とは、どのような関係なのだろうか。
「アドバイスをくれるようになりました。試合中に声を出すとか、基本的なことなんですけど(笑)。お兄ちゃんは17歳なのに5年プロレスをやっているので、DDTもHEAT UPもお兄ちゃんが出る試合は見続けているんですけど、動きも早いですしすごいと思います」
東京女子にはプロレスとアイドルを両立している先輩がいる。家には高校3年生で団体を背負う勢いを見せている兄がいる。この環境の中、ももが目指すプロレスラー像とは。
「東京女子の皆さんに対しては、尊敬の気持ちですね。いろいろな先輩と試合をしてきて、皆さんプロレスが上手なので、自分ももっとプロレスをうまくなりたいと思います」
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