童顔で年齢確認される23歳・南小桃…一度は挫折したプロレスの道 ロッシー小川氏に「もう一回やりたい」直談判でデビュー
一度はあきらめたプロレスラーへの道。しかし、あきらめきれなかった彼女はプロレスラーとなり、タイトルにも挑戦するまでに成長した。お酒の場では年齢確認をされてしまう童顔とは裏腹に、熱い思いを秘めた南小桃へのインタビュー前編は、マリーゴールドのリングでデビューした頃までのお話を。

新団体なんてなかなか経験できないことなのでワクワクした
一度はあきらめたプロレスラーへの道。しかし、あきらめきれなかった彼女はプロレスラーとなり、タイトルにも挑戦するまでに成長した。お酒の場では年齢確認をされてしまう童顔とは裏腹に、熱い思いを秘めた南小桃へのインタビュー前編は、マリーゴールドのリングでデビューした頃までのお話を。(取材・文=橋場了吾)
ポルシェ、マクラーレン、ベントレー…昭和を代表するアイドルの華麗なる愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
南小桃がプロレスに興味を持ったのは、たまたまYouTubeで流れてきたWWEのロイヤルランブルの様子がきっかけだった。
「すごい大きい人たちが戦っていて、演出も含めてカッコいいなと思ったのが最初ですね。学生時代はスポーツもしていなかったですし、ただ見るだけでしたね。部活も吹奏楽部に少しだけ入部して、あとは帰宅部でした」
高校を卒業後、専門学校に入学するも中退してしまう。
「単位が足りなくて……遊んでいましたね(苦笑)。でもプロレスは見ていて、(地元が福岡で一緒の)葉月さんが好きでした。それでスターダムの入門テストを福岡で受けて、それから半年くらいでプロテストに合格しました」
2023年3月に小桃はプロレスラーになるはずだった。しかしデビュー直前に怪我をしてしまい、そのままデビューすることなく福岡に戻った。
「腰を痛めてしまってデビューできなかったんですが、当時はそんな深刻な感じではなく、地元でアルバイトをして過ごしていました。しかもプロレスも前ほど見ていなかったんですが、(ロッシー)小川さんに『もう一回やりたいです』と連絡を取ったら、『新団体を旗揚げするからどう?』という話があって。新団体なんてなかなか経験できないことなので、ワクワクしましたね。今は今で色々と大変ではあるんですが(笑)、マリーゴールドの第1号練習生になりました」
2024年6月11日、小桃はMIRAIを相手にデビューを果たす。最後はサソリ固めでギブアップ負けを喫したが、デビュー戦にも関わらず15分近く戦った。
「デビュー戦はすごく楽しみでした。不安よりも、楽しみが勝っていましたね。MIRAIさんにはスターダムのときから練習を見ていただいていたので、安心して自分をぶつけていきました」

欠場期間は客観的にプロレスを見てゆっくり考える時間になった
マリーゴールドの旗揚げ戦から参加しているビクトリア弓月とは、実は前団体時代から仲が良い。
「弓月とはめっちゃ仲が良くて、昔から朝から晩までずっとひっつき虫みたいに喋っていました。かわいい妹みたいな感じです。なので、私は一からやり直している身ですし、嫉妬はないですね」
同年8月以降、2024年組がデビューし始める。年末には、そのトップを決める2024年新人王トーナメントにエントリーされた小桃だが、膝の怪我により欠場。優勝候補と言われていた小桃は、新人王の称号を得ることができなかった。
「ショックでしたね、あれは……後楽園ホールで怪我をしたんですけど、どのタイミングで怪我をしたのかは覚えていなくて。試合が終わって控室に戻った瞬間に、『もう新人王には出られないかも……』と思いました。もう、とにかく早く治そうと。(トーナメントには間に合わなかったが)ゆっくり考える時間になったと思いますね。客観的にプロレスを見られる時間だったので、家でマリーゴールドの生中継をWRESTLE UNIVERSEで見ていると、特に“間”ですかね。自分は何もできていなかったですけど、こうすればいいんだと勉強になったのは」
小桃は2024年末の怪我から、2025年春に復帰。ここ1年は、マリーゴールドマットでスピード感あふれるファイトを見せている。
「でも、まだまだだなと思いますね。今、若手がたくさんいるじゃないですか。しかも良い若手ばかりなので、(彼女たちの試合を)見ていると出遅れているなと思っちゃうんですよね……全試合が終わった後に、お客さんの印象に残っているのは山﨑(裕花)、心希、(橘)渚なのかな。SNSを見ても、その3人はよく名前を見るので。私は私で、お客さんにどういう風に見えているのかあんまり掴めていないんですよね」
(16日掲載の後編へ続く)
あなたの“気になる”を教えてください