二代目三遊亭円丈、芸で故郷・熊本へ恩返し「先頭を切ってやる使命感」 チャリティー寄席「熊本ええど」を開催
令和8年熊本地震の発生を受け、東京在住の熊本出身の落語家や講談師ら演芸人が支援に立ち上がった。15日に東京・日本橋社会教育会館8階ホールでチャリティー寄席「熊本ええど」を開催する。先頭に立ったのは、今春、真打ち昇進と同時に二代目を襲名した三遊亭円丈(41)=熊本県山鹿市出身。「円丈を襲名させていただいて、先頭を切ってやらなければならないという使命感がありました」と故郷への思いを明かしてくれた。

講談界の重鎮・宝井琴調「全部円丈が頑張ってくれました」
令和8年熊本地震の発生を受け、東京在住の熊本出身の落語家や講談師ら演芸人が支援に立ち上がった。15日に東京・日本橋社会教育会館8階ホールでチャリティー寄席「熊本ええど」を開催する。先頭に立ったのは、今春、真打ち昇進と同時に二代目を襲名した三遊亭円丈(41)=熊本県山鹿市出身。「円丈を襲名させていただいて、先頭を切ってやらなければならないという使命感がありました」と故郷への思いを明かしてくれた。(取材・文=渡邉寧久)
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会場のキャパは約200人。「現在、165枚売れました。これからもう一押しして満席に行けるかな」。円丈はそう見すえる。
7月28日夕刻、熊本を襲った最大震度7の大地震。その直後、円丈は熊本出身の芸人に連絡を取った。「皆さんから生家や実家の様子のレスポンスが来ました。それが当日。翌日に思い立って、“何かやらないといけない!”と」。動きは素早かった。
というのも、円丈には故郷に対する忸怩(じくじ)たる思いがあった。
「10年前(平成28年の熊本)地震があった際は前座だったため、何かやろうとしても何もできなかった。そのことが、自分的には引っ掛かりとしてあった。今回、地震があり、あの時を思い出しまして、いち早くやらなければという思いがあった」というスピード感に突き動かされた。
チャリティー寄席の開催を呼びかけたら、みな二つ返事で快諾。思いは同じだった。出演者は講談師の宝井琴調(71)、落語家の三遊亭好太郎(64)、三遊亭好一郎(40)、浪曲師の港家小ゆき(42)、漫談家の天草ヤスミ(53)、音曲パフォーマー・KEIKO(年齢非公表)。
東京熊本県人会にも声をかけた。「募金もやりますし、名産の物販もします。八代の方のお野菜、果物を売る予定です。県人会が動いてくれます」と連携に感謝する。
講談師の琴調は「あっという間に円丈が場所を抑えて、芸人にも連絡してくれまして、熊本県人会にもかけあってくれました。私はうろうろしているだけ。何とか力になりたいと思っています。円丈が頑張りました」と後輩芸人の奮闘を称えた。
会のタイトルは「熊本ええど」。円丈が考えた。
「音楽のチャリティーライブ『LIVEエイド』、あのエイドと、熊本弁で『いいでしょう』っていう意味の『ええど』をかけたんですが、誰にも伝わらなくて」と本人は苦笑いで肩をすぼめる。
「熊本県人が何人、気づいてくれるかな」と期待する程度だが、それ以上に当日に期待することは満員御礼。「微々たるものですが」と謙そんしつつ、熊本の役に立てることに喜びを感じている。
「場所も奇跡に取れましたし、芸人も奇跡的に集まった。8月で(仕事が)落ち着ている時期だったのもあると思う」とめぐりあわせに感謝。「熊本のために何かしたという方、現状何もできない方にも参加いただける機会になれば」と、最後の一押しに期待する。
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予約/問い合わせ先:080-1156-8118 sanyutei-fj@outlook.com
前売3000円、当日3500円
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