元看護学生、ペンキ店、美容業界…経歴ユニークなWOLF HOWL HARMONY 南米進出を狙った緻密戦略→ブラジルで大バズり
EXILE TRIBEの4人組グループ・WOLF HOWL HARMONY(ウルフ ハウル ハーモニー)が、海外で存在感を示している。7月5日には、ブラジルで開催された南米最大級ポップカルチャーイベント「Anime Friends 2026」に出演するなど、その勢いは増しつつある。この機にENCOUNTは、メンバーのRYOJI(30)、SUZUKI(30)、GHEE(28)、HIROTO(24)をインタビューし、各々のキャラクターに迫った。

テレビアニメ『岩元先輩ノ推薦』エンディングを担当
EXILE TRIBEの4人組グループ・WOLF HOWL HARMONY(ウルフ ハウル ハーモニー)が、海外で存在感を示している。7月5日には、ブラジルで開催された南米最大級ポップカルチャーイベント「Anime Friends 2026」に出演するなど、その勢いは増しつつある。この機にENCOUNTは、メンバーのRYOJI(30)、SUZUKI(30)、GHEE(28)、HIROTO(24)をインタビューし、各々のキャラクターに迫った。(取材・文=大宮高史)
――先行配信中の『ココニイル』が、同じく配信中の『PLEASE』とともに8月19日にシングルとしてリリースされます。2曲のコンセプトを教えてください。
GHEE「歌詞に共通するメッセージを込めました。まず『PLEASE』に『何のために歩き続けてきたんだろう』という問いかけがあって、『ココニイル』が、その問いを回収するアンサーになっているんです」
RYOJI「どちらも僕たちの存在意義を込めた曲になっています」
GHEE「『ココニイル』では『♪誰かのために生きるほど強くはないとわかってる、でもその声が聴こえるなら』と歌っています。居場所が分からなくなったとしても、あなたたちの声があるから僕たちは歌い続けるっていう意思表示なんです。進路に迷ったり、就職先で自分の価値に悩んだりする人の背中を押す力になったらいいなと思います」
――作詞・作曲のm-floの☆Taku Takahashiさんからは、どのようなアドバイスがありましたか。
RYOJI「『ありのままに、自分たちの声で歌ったらいいよ』とシンプルな一言でした。だからこそ作り込まず、自分自身のこれまでの生活と照らし合わせながら歌えました。WOLF HOWL HARMONYという名前の通り、それぞれの人生を声に乗せて奏でるグループなので、聴いてくれた誰かにそっと手を差し伸べられるような曲を目指しました」
――レコーディングのポイントは。
GHEE「僕は『ココニイル』のラストサビがすごく印象に残っています。1番のサビは優しめのファルセットで感情を内側に秘めたんですけど、最後はあえて声を前に出して、少しゆがませるくらいの勢いで感情を爆発させました」
SUZUKI「僕は『ココニイル』はAメロの入り方にこだわりました。悩んでいる人の心に寄り添う曲ですが、最初からポジティブな圧が強すぎると『いや、今それじゃないんだよ』って引かれちゃう気がしました(笑)。なので、あえて圧を消して、相手の心にスッと入っていけるようなホッとする歌唱を意識しました」
――今回、テレビアニメ『岩元先輩ノ推薦』とのタイアップですね。
HIROTO「僕は『僕のヒーローアカデミア』とか『HUNTER×HUNTER』みたいに、厳しい試験を受けてどんどん強くなっていく成長物語が大好きなので、今回のアニメタイアップは本当に楽しみで仕方なかったです」
――ブラジルでグループの楽曲がヒットした経緯を教えてください。
GHEE「僕はブラジルにルーツがあるので、南米でもヒットさせたくて、会議でも目標に挙げてきました。まずはポルトガル語で配信を続けたり、ブラジル向けのコンテンツを出したりしました。8か月くらい続けたところで、現地のユーザーやTikTokerが僕らのことをピックアップしてくれるようになったんです。ブラジルでは、日本のボーイズグループ自体がまだ多くないこともあり、僕たちの存在を新鮮に感じていただけたことは大きかったと思います。さらに、『BAKUON-爆音-』にはブラジルの音楽ジャンルであるバイレファンキの要素を取り入れていたので、現地の皆さんにも自然と受け入れていただけたのではないかと感じています」
――話は変わりますが、RYOJIさんは元ペンキ店勤務、SUZUKIさんは美容業界の出身と聞きました。そういったメンバーのキャリアを生かした楽曲も作りたいですか。
RYOJI「実は今まさに、4人のルーツにフィーチャーした曲作りを考えている最中なんですよ(笑)。これからはもっと深くクリエイティブに携わって、僕たちのエッセンスをどんどん濃くしていきたいです。WOLF HOWL HARMONYの本質を見せられるんじゃないかなと予感がしています」
HIROTO「僕は元々看護学生で、看護師を目指していました。『人の支えになりたい』という思いから始まったことだったので、職種は変わりましたが音楽で幸せを与えるのも同じことだと思っています」
SUZUKI「全員、音楽の英才教育を受けてきたわけじゃないのが共通点です。僕は就職してからのスタートだったので、早くからこの世界にいる人たちへの劣等感やコンプレックスは確かにありました。ですが、今はそうした面も全部音楽に変換できる確信があります。アーティストとして自分自身を表現するのは、すごく大事なことだと思っています」
GHEE「HIROTO以外の年上組の3人は、それぞれこれまでの人生で何度も厳しい状況や、踏ん張らなければならない局面を経験してきました。僕らは見た目は怖く見られるかもしれないですが(笑)、そこに少し年齢が離れたHIROTOというマイルドな存在が入ってくれたことで、グループ全体が柔らかくなりました」

メンバーの歌声をお互いに分析
――デビューから3年がたち、お互いの歌声を分析するといかがですか。
GHEE「HIROTOの声は、本当にファルセットがきれいな癒やしの声です。『心が少し疲れている人も癒やしてくれるんじゃないか』と思えるくらいの透明感があるんです」
HIROTO「(照れながら)ありがとうございます(笑)」
GHEE「RYOJIくんは最近特に低音や倍音がすごくて、ラップもできるし響きが耳に心地いいです。女性の方が聴いたら、なんていうか……」
SUZUKI「『やけどするような』でしょ(笑)?」
GHEE「そう、やけどしそうみたいな色気がある(笑)。SUZUKIくんも、一番グルーヴが乗っている歌い方。日本歌謡やブルースをルーツに感じるスモーキーな声で、1度聴いたら抜け出せない『沼』ですね。性格も沼だけど(笑)」
――最近のグループの雰囲気はいかがですか。
RYOJI「4人の歯車がよりかみ合ってきた感覚があります。今までは型にはまろうとしていた部分もあったかもしれないです。でも、今はスタジオで『自分を歌い、歌い合う曲』をみんなで作っているんです。ウルフがどんなグループなのかを紹介できるような曲もどんどん出していきたいです」
SUZUKI「僕らのリリースイベントは『WOLF HEARTS CLUB』というのですが、僕たちにとって、LOVERED(ファンの総称)と愛を交換する場所になっています。9月からは過去最大規模のライブツアーも控えているので、ここで本物の姿を見せたいです」
――海外でのヒットも経験した今、抱くこの先のビジョンを教えてください。
GHEE「僕はサンパウロが故郷で5歳の頃から行けていなかったので、Anime Friendsはまさに凱旋という気持ちでした。今後も日本のLOVEREDの思い、LDHの看板を背負って最高のパフォーマンスを国内外で広めていきたいです」
RYOJI「今、タイでも現地のリスナーの皆さんがじわじわ増えています。世界でWOLF HOWL HARMONYが突き進めているこの状況を絶対に見逃さないでほしいです。『ウルフ旋風』を巻き起こしたいです」
GHEE「自分たちの夢を一つひとつ、有言実行していきたいです。世界中にウルフの声を共鳴させたいです」
HIROTO「僕は……ライブのどこかのタイミングで、密かに練習している楽器を披露できたらいいなって思ってます」
SUZUKI「ドラムだっけ?」
HIROTO「いや、ピアノです(笑)」
GHEE「どっちもいけるかもね」
SUZUKI「エアピアノじゃなくて(笑)」
HIROTO「エアじゃないです! 本当にいつかピアノで弾き語りをしてみんなで歌いたいんです。今年はそのための武器を、しっかり磨いていくつもりです」
□WOLF HOWL HARMONY(ウルフハウルハーモニー)2022年開催のオーディション「iCON Z~Dreams For Children~」からRYOJI、SUZUKI、GHEE、HIROTOが選出され、23年8月に『Sweet Rain』でメジャーデビュー。25年に1stアルバム『WOLF』をリリース。26年9月から初の単独ツアー「WOLF HOWL HARMONY LIVE TOUR 2026“tera trip”」を12都市で開催する。
○ツアーリンク
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/41809/
○ミュージックビデオ
PLEASE:https://youtu.be/ys5U7j-Tb1o?si=yaoJ7d1qEtAdtosE
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