東大大学院生の『グッド!モーニング』入江あんなアナ、「不合格」をリベンジした勉強法とは
2027年度大学入試向けて、勝負の「夏」が近づいてきた。高校3年生にとっては焦りが出る時期だ。ENCOUNTはそんな悩める受験生へのヒントを示すべく、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を今月から展開。第2回は、テレビ朝日系『グッド!モーニング』(月~金曜午前4時55分)のキャスターで、東京大大学院修士課程2年の入江あんなアナウンサーが執筆を担当した。

連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」(2)
2027年度大学入試向けて、勝負の「夏」が近づいてきた。高校3年生にとっては焦りが出る時期だ。ENCOUNTはそんな悩める受験生へのヒントを示すべく、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を今月から展開。第2回は、テレビ朝日系『グッド!モーニング』(月~金曜午前4時55分)のキャスターで、東京大大学院修士課程2年の入江あんなアナウンサーが執筆を担当した。
入江あんなです。私は大学受験と大学院受験を経験しました。特に大学受験では第1志望に合格できず、「もっと効率的に勉強できたのではないか」「参考書や勉強法をより効果的に活用できたのではないか」という思いが強く残りました。
その後も、後悔を抱えながら大学生活を過ごしました。また、理系の分野を専攻していたため、周りの大半が同じ大学の大学院に進む状況でした。私自身は、チャレンジ精神が強い性格なので「大学院ではより高度な環境下で学びたい」という思いが次第に強くなっていき、そこで人生最後の受験である大学院受験に挑戦しようと決意しました。「大学受験時の反省点を全て改善する」。その気持ちで勉強に励んだ結果、努力が実を結び、無事に第1志望に合格できました。
ここでは2つの受験を経験し、失敗と成功の両方を経験した私だからこそお伝えできる「効果があった勉強法や受験時の過ごし方」を紹介します。
まずは、文系理系を問わず重要となる英語についてです。大学院受験では、主にTOEICやTOEFLといった英語試験のスコアが必要だったため、この2つの対策に重点を置いて勉強していました。
大学受験の大きな反省点は、英単語や文法、長文の参考書どれにおいても,多くのものに手を広げたことです。結果、限られた時間の中で1冊1冊を十分に繰り返し学習することができず、中途半端なまま終わっていました。
実際に効果が最も感じられた学習法は、「これ」と決めた参考書を最低5周はすることです。当時の私の大学院受験の場合、英単語だと1日100個ペースで進め、分からなかったものや意味を思い出すのに時間がかかったものには印をつけていました。暗記の定着が効率的にできる寝る前の時間には、再度その日印をつけた単語を確認し、次の日に印がついた単語の意味の確認。さらに数日後に再び確認をするというルーティンで長期記憶ができるように心がけていました。
そして、なおかつ試験の直前に印が着いた箇所を確認することで、自分の力を最大限に活用することができました。文法や長文についても同様に、間違えた箇所や解くのに時間がかかった箇所に印をつけ、苦手がなくなるまで繰り返していました。この勉強法により、英語のスコアをかなり上げることができました。
基本的に他の科目も、このような勉強法がベースになっています。大学受験時は数学や物理、化学においても問題集を十分に周回することができず、中途半端に終わってしまいました。しかし、大学院受験では、専門科目の参考書やその問題集、過去問を周回することで万全な状態で試験に挑むことができました。
化学や生物などの暗記科目は、まとめノートを作るか否かで悩む方が多いと思います。私はどうしても覚えにくいところ,整理しにくいところのみ自分でまとめ直していました。まとめノートを作る注意点として、作成した時点で満足しがちな点とかなり時間を要します。そのため、問題集や参考書を反復した方が時間効率が良い場合があるということです。

壁にぶつかった時の対策法
そして、本気で受験勉強に取り組んでいると、どうしても壁にぶつかることがあると思います。特に私は大学院受験の時、周りに外部の大学院を受験する学生がほとんどいなかったため、まさに自分との闘いでした。相談や共感できる友人が近くにいませんでした。模試のように自分の実力や立ち位置を確認できる指標もなく、不安に押しつぶされてしまいそうな時が何度もありました。
その度に乗り越えた対策法の一つとして、メンタル面では、自分自身を叱咤激励していました。あえて不合格になった場合のことを想定すると、「今、こんなことで立ち止まっている暇はない。どんな結果であれ、後悔がないと言えるくらいには勉強しておきたい」と自然とやる気が起き、机に向かい続けることができました。そして、完璧主義にならないことも心がけていました。本当にどうしても勉強に身が入らない時は、いったん勉強から離れて自分自身を労わってあげることも大切です。
また、大学受験時は模試が定期的にあり、その時の評定で、焦りや不安などの精神的ストレスを大いに感じると思います。私自身、模試の結果が良くなかった時は、本番は1回きりなので「どれだけ模試が良くても本番で100%決まるのだから、そこに向けてどのようにどれくらい勉強するかの指標に過ぎない」と言い聞かせて、あまり結果は気にしないようにして受験期は過ごしていました。実際に大学受験は、模試がどれだけ良くても本番で不合格だったり、逆に模試の評価がずっと悪くても本番で合格したりと、多種多様な方を見てきました。だからこそ、模試の結果が思った通りにいかなくても、「あとは上がるだけ」とポジティブに捉えることが一番大切だと思います。
最後に、私がこの道を最終的に選ぶようになった経緯についてです。大学では理系分野の研究に取り組み、大学院受験を経てより専門的な学びを深めてきました。その中で強く感じたのは、どんな研究成果や重要な発見であっても、伝え方次第で相手の理解度や興味が大きく変わるということです。
実際に研究発表やプレゼンテーションを行う中で、同じ内容でも説明の仕方によって「分かりやすい」「難しい」と、反応が大きく異なることを何度も経験しました。そして、「私は単に知識を得る側ではなく、これまでの学びを背景として生かして、専門的な内容や社会にとって重要な情報を分かりやすく伝える側になりたい」と考えるようになりました。
アナウンサーは、視聴者に正確な情報を届けるだけでなく、複雑な内容を理解できる言葉に変えて伝える仕事です。研究活動を通じて培った論理的に物事を整理する力を生かしながら、多くの人に情報を分かりやすく届けられるアナウンサーを目指したいと考えるようになり、今に至ります。その思いで今後も精進して参ります。
□入江あんな 2002年7月6日、茨城県生まれ。土浦一高を経て、東京理科大先進工学部生命システム工学科に進学。卒業後、東京大大学院総合文化研究科広域科学専攻・生命環境科学系修士課程に進み、在学中。今年4月から、テレビ朝日系『グッド!モーニング』のキャスターを務め、お天気、エンタメ、スポーツなどを担当。特技はダンス、早起き、節約。資格は漢検準2級、英検2級。164センチ。血液型AB。
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