58歳・南野陽子「吐息でネット」大コールに後ずさり!40周年ツアー閉幕もファンから「またやって」の声続々
歌手で俳優の南野陽子(58)が月18日、東京・渋谷のNHKホールで40周年記念コンサートツアー最終公演「YOKO MINAMINO 40th Anniversary ALL singles “楽園のDoor” LAST FINAL」を開催した。同ツアーは昨年7月27日のNHKホール公演を皮切りに全国各地で行われてきた。そして、同11月27日に区切りの公演を開催したものの、南野自身が「もう1度」とリクエスト。この日、約3600人を動員した「ラストファイナル」となり、2時間15分で24曲を披露した。

本人の「もう1度」で計10公演
歌手で俳優の南野陽子(58)が月18日、東京・渋谷のNHKホールで40周年記念コンサートツアー最終公演「YOKO MINAMINO 40th Anniversary ALL singles “楽園のDoor” LAST FINAL」を開催した。同ツアーは昨年7月27日のNHKホール公演を皮切りに全国各地で行われてきた。そして、同11月27日に区切りの公演を開催したものの、南野自身が「もう1度」とリクエスト。この日、約3600人を動員した「ラストファイナル」となり、2時間15分で24曲を披露した。(取材・文=柳田通斉)
定刻になると、ココリコの田中直樹と藤井隆が映画『はいからさんが通る』のキャラクターに扮(ふん)して、寸劇を始めた。その中、同作で主人公の花村紅緒を演じた南野が、はかま姿で自転車をこぎながら上手から登場。そのまま止まることなく笑顔で下手に入った。
歓声と笑い声が交差する中、南野はピンクのスカートと白のブラウスに早着替え。ステージ上に設置されたドアから再登場し、『話しかけたかった』を少し鼻にかかって甘い独特の声で歌唱した。
「陽子ちゃ~ん」「ナンノ~」「会いたかったよ~」
さまざまな声を受け、南野は自らスタッフにリクエストして、今回の公演を開催したことを明かした。
「実は40周年コンサートができるとは思っていませんでした。1回で十分だったのにそれがツアーになり、昨年11月の追加公演で9回。それで満足してていたのに、だんだんと『もう1回、40周年の期間内にできないかな』と思い始めて、スタッフさんにお願いしたんです」
南野は18歳の誕生日、1985年6月23日にシングル『恥ずかしすぎて』でメジャーデビューを果たした。それから40年以上の時が過ぎ、今年3月2日に「ラストファイナル」のチケットがファンクラブ先行で販売されると、瞬く間に席が埋まり、6月6日の一般販売も早々に締め切り。その集客力も話題になった。
観客は南野をアイドル時代から支持する同世代のファンが中心だが、20代~40代の男性、女性の姿も見られた。『はいからさんが通る』でのはかま姿、『スケバン刑事II』でのセーラー服姿などで、南野になりきった女性もいた。
3曲目はデビュー曲『恥ずかしすぎて』を披露。その後も『接近-アプローチ-』『トラブル・メーカー』などの5曲をメドレーで歌い続けた。
公演のタイトル通り、歌唱するのは全てリリースしてきたシングルで、振りもキーも当時のまま。7曲目の『楽園のDoor』を歌う前には、紫のベルベットで作られたワンピースについて「昔、歌番組に出ていた頃の衣装をイメージして作ってもらいました」と説明し、ファンを喜ばせた。
披露した衣装は計8着で着替えのタイミングで、ビジョンには懐かしのテレビ映像や写真が映し出され、会場は温かな一体感に包まれた。
南野もこの空間に居心地の良さを感じたのか、「30周年コンサートの時、『もう、コンサートはやらない』と言いましたが、そういうことは言わないようにします」と宣言。続けて「この先、杖をつくようになっても、みんなの前で何かできたらなと思います」と伝え、ファンを喜ばせた。

観客からのコールを受け涙
本編ラストの『明日への虹』を歌唱する前には、デビュー同期の名を挙げた。
「斉藤由貴さん、浅香唯さん、少年隊、おニャン子クラブ、中山美穂さん、本田美奈子.さん……」
南野と同様にステージに立ち続ける同期もいるが、仲の良かった中山さん、本田さんは天に召されている。南野はここで少しせつない表情を浮かべ、「元気なうちにみんなに会いたかった」と実感を込めた。
アンコールに入ると、花柄のドレス姿で昨年、自身が作詞を担当してリリースした『君が笑う日。』を歌唱。続く代表曲の『吐息でネット』では、サビで『♪吐息で~ネット!』の大コールが起きた。その音量のすさまじさで、南野が後ずさりする一幕もあった。
だが、それは大きな喜びの表現でもあった。観客から「歌ってくれてありがとう」の声が飛ぶと目に涙を浮かべた。
会場が一体化したままアンコールも終了。だが、観客は誰も席を立たない。それは、あの曲を歌っていないからだった。
そして、ダブルアンコールで南野は期待通り、『はいからさんが通る』の衣装を着てステージに戻り、観客にありったけの感謝を表現した。
「私だけの40年ではなくて、皆さんがいろんなことを乗り越えて頑張ってきたから、こうして一緒に楽しめるコンサートができました。本当にありがとうございます」
ラストは、約3600人とともに『はいからさんが通る』を合唱。南野は歌い終えると、手を振りながら「本当に楽しかった」と叫んだ。
それは観客も同じで笑顔。幕が下りた後にも、客席から「またやってよ~。大変だと思うけど」「来年もお願い」などの声が飛び交っていた。
公演中、南野は昨年に続き年内のディナーショー開催は約束。40周年は終わってしまうが、ファンの期待がさらに高まっていけば「コンサート活動継続」もありそうだ。
<南野陽子40周年記念コンサートツアー最終公演セットリスト>
1.話しかけたかった
2.恥ずかしすぎて
3.接近-アプローチー
4.瞳の中の未来
5.涙はどこへいったの
6.トラブル・メーカー
7.楽園のDoor
8.さよならのめまい
9.悲しみモニュメント
10.風のマドリガル
11.ダブルゲーム
12耳をすましてごらん
13.パンドラの恋人
14.あなたを愛したい
15.夏のおバカさん
16.Kissしてロンリネス
17.へんなの!!
18秋からも、そばにいて
19.秋のIndication
20.フィルムの向こう側
21.明日への虹
<アンコール>
22.君が笑う日。
23.吐息でネット
<Wアンコール>
24.はいからさんが通る
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