毎熊克哉&小島梨里杏W主演 渡辺淳一氏『シャトウ ルージュ』を実娘・渡邉直子監督が映画化
作家・渡辺淳一氏の小説『シャトウ ルージュ』を原作とした、映画『月がみている』を映画プロデューサーとして長年活躍してきた渡辺氏の実娘・渡邉直子氏が長編初監督を務めることが、27日に発表された。実力派俳優の毎熊克哉と小島梨里杏がW主演を務め、11月に全国公開される。

映画『月がみている』として11月公開
作家・渡辺淳一氏の小説『シャトウ ルージュ』を原作とした、映画『月がみている』を映画プロデューサーとして長年活躍してきた渡辺氏の実娘・渡邉直子氏が長編初監督を務めることが、27日に発表された。実力派俳優の毎熊克哉と小島梨里杏がW主演を務め、11月に全国公開される。
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原作『シャトウ ルージュ』は、数々のベストセラーを世に送り出してきた渡辺氏の作品の中でもとりわけ議論を巻き起こし、“映像化不可”とも言われてきた一編。渡邉監督は、原作に込められた思いを受け継ぎながらも、女性ならではの視点を加え、原作では描き切れなかった主人公・月子の視点を丁寧に織り込むことで物語を再構築した。さらに、原作タイトルにもある“城”という象徴的なモチーフをフランスでの現地ロケによって可視化。映画の7割がフランスで撮影されており、本物の古城を使用した映像美も大きな見どころのひとつとなっている。
物語の舞台はフランス。エリート医師の原田克彦は大企業オーナーの娘、月子と入籍し、順風満帆な結婚生活を送っているはずだった。しかしお嬢様育ちゆえか、月子は克彦の性的な求愛を受け止めきれず、不満を募らせていた。一計を案じた克彦はある日、妻を留学先であるフランスでの休暇に誘い出し、性的なレッスンを施すとされる謎の“城”へと月子を幽閉しようと目論む。衝撃的な設定から始まる本作だが、その先に待ち受けるのは愛する人との関係性をあらためて見つめ直させる、鮮やかな余韻に満ちた人間ドラマだ。
毎熊が演じるのは、優秀な医師でありながら、妻との関係に満たされない思いを抱える夫・克彦。小島は、そんな夫に翻弄されながらも、自らの心と身体を見つめ直していく妻・月子を演じる。また、本作の改訂原案は渡邉監督、脚本は相内美生氏、脚本監修は中園ミホ氏が担当する。
監督と出演者のコメントは下記の通り。
○渡邉直子監督
「原作の『シャトウルージュ』は渡辺淳一が、男性へ向けて『ちゃんと女性によりそわないと逃げてしまうと発破をかけたくて書いた』と話していました。私は、性的なことを『いやらしい』『はしたない』と捉える閉鎖的な空気が、人を、特に女性を苦しめることがあるのではと考えていました。性的なことは、正に我々の生の根源であり、自然で尊いことであると捉えることで、見える景色は変わっていくのではないでしょうか。原作では語られなかった、自他を理解し、愛を与える理想郷である城を加え、人間の美しい性愛を女性スタッフを中心に作り上げました。映画『月がみている』を通して罪悪感から解放され、性と生の豊かさを感じて頂けたらうれしいです」
○毎熊克哉
「私が演じた克彦は外では信頼されている優秀な医師でありながら、内では妻との関係に満たされない気持ちを抱え歪ませている複雑なキャラクターで、撮影の日々を思い返すとチクりと痛む罪悪感や喪失感と柔らかい優しさが入り混じった不思議な感情になります。本作は男女の性を描きつつ、異文化や他者との関わりの中でお互いの心身を尊重し合う大切さを問うている気がします。現代に突き刺さる作品になっていますので、ぜひ劇場でご覧ください」
○小島梨里杏
「正直、勇気がいりました。役として『私が月子をやっていいものか』と不安や葛藤もありましたが、それ以上に監督の想いに深い共感があり、気づいたら素敵な皆さまと手を取り合っておりました。特にフランスでの撮影は、もう二度と同じ形では出逢えないような日々の連続でした。この作品と向き合う中で、本当の意味で自分を愛することも教えてもらい、今も静かな温もりが胸に残っています。この豊かな愛に満ちた世界が、多くの方を優しく包み込めますように。私自身、公開が楽しみです」
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