“ネクストブレイクタレント”GENIC増子敦貴の素顔 俳優業でも存在感…目標は「山田孝之」
男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバー、増子敦貴(26)が今春から怒とうの映像作品ラッシュを迎えている。俳優として、ドラマ3本、映画1本への出演。2026年の「ネクストブレイク男性タレント」ランキング8位に選出された増子の素顔に迫る。

2026年「ネクストブレイク男性タレント」ランキング8位に選出
男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバー、増子敦貴(26)が今春から怒とうの映像作品ラッシュを迎えている。俳優として、ドラマ3本、映画1本への出演。2026年の「ネクストブレイク男性タレント」ランキング8位に選出された増子の素顔に迫る。(取材・文=平辻哲也)
2021年のテレビ朝日系『機界戦隊ゼンカイジャー』ゾックス・ゴールドツイカー役で脚光を浴び、23年のMBS系ダブル主演ドラマ『体感予報』は世界中でヒットを記録。さらに舞台『千と千尋の神隠し』ではハク役としてロンドン公演のステージにも立つなど、国内外で高い評価を得た増子。芸能活動10年目を迎えた26年は急成長の年となりそうだ。
「今までにない経験をさせてもらいました」と、さわやかな笑顔で語る増子。この春、テレビ東京系連続ドラマ『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』、同『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』、そして剛力彩芽主演の縦型ショートドラマ『夫に抱かれながら、不倫します』(3月27日より公開中)と、立て続けにドラマ作品に出演。さらに秋にはワンシチュエーションホームコメディ映画『ホーム スイート ホーム』の公開も控えている。
「同時期にいろいろな役と向き合って挑戦するのは、大変な部分もありましたが、楽しさもあって、すごくいい経験になりました」と充実感をにじませた。
なかでも、宮澤エマ主演の『産まない女はダメですか?』で演じる、主人公の弟で引きこもりの青年・松原直樹役は、増子にとって大きな意味を持つ作品となったようだ。
「直樹自体は素直でいい子というのが根本にあるんですが、育った環境で引きこもりになってしまった。視聴者の皆さんには共感や同情をしてもらえるかなと思います」と役柄を分析する。自身は、幼稚園に行きたくないと駄々をこねた際に、母親が彼の好きなダンゴムシを集めて幼稚園へ導いてくれたという愛情深い家庭で育ったが、「環境って大事だなと思いました」と、自身とは離れた境遇の役に寄り添うことに、やりがいを感じたという。
さらに、この作品を通して映像演技の奥深さに気付かされた。
「舞台と違って、映像はカメラが読み取るエネルギーの量が違うんです。まばたきや息の量だけで不安かどうかが伝わったりする。計算高く繊細にお芝居しなきゃいけないのが映像なんだなとすごく感じて、それが面白かったです。あからさまな役作りではなく、『こういう子もいそうだな』と奥行きを感じさせる役作りを目指しました。何もしないだけで『この人は悩んでいるんだ』と想像できるようなお芝居に向けたターニングポイントになりました」

芝居に悩む時期は「充実した時間」
一方、『サレタ側の復讐』では、主演の水崎綾女らと絡む起業家の青年・七瀬裕一郎を演じる。
「行動力があるところは共通していますが、離婚を経験しているところは違いますね」と笑う。ドロドロとした愛憎劇の中で、彼の役には“裏”がないという。現場では共演の水崎の明るい振る舞いに感銘を受け、「あんな大人になりたい」と座長としての姿勢も学んだようだ。
また、初挑戦となった『夫に抱かれながら、不倫します』のようなスマートフォン向けの縦型ドラマでは、「スマホを見ていて、自分の顔がドアップで流れてくるとビックリしますね。今の時代のドラマという感じで勉強になりました」と、常に新しい表現手法を柔軟に吸収した。
多忙な俳優業と並行して、GENICとしての音楽活動も絶好調だ。グループ過去最大規模の9都市13公演の全国ホールツアー「TIMES」(8月30日まで)では、「毎公演、喉を全て懸けるつもりでやっている」と全身全霊でパフォーマンスに向き合っている。ちなみに、最近、自動車免許を取得し、タイムズカーシェアを愛用していることから、「ツアータイトルが『TIMES』なので、コンセプトは何ですかと聞かれた時に『カーシェアです』と答えるのが最近のボケです」と無邪気な素顔ものぞかせる。
目標とする俳優は、山田孝之。映画『凶悪』での山田の演技を挙げ、「見ているだけで何を考えているか分からない、どうとも取れるような『引き算のお芝居』をされているなと感じるので、たくさん勉強していきたいです」と語る。「お芝居には正解がないからこそやればやるほど悩みますが、その悩んでいる時期こそが僕にとって充実した時間。おじいちゃんになってもできる仕事だと思いますし、挑戦をやめられないですね」。
飾らない人柄と、演技に対する真摯(しんし)で職人的な探求心。国内外で評価を高める増子。今年は進化と真価が問われる1年となる。
□増子敦貴(ましこ・あつき)2000年1月5日、福島県郡山市生まれ。男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバー。16年に芸能活動をスタートし、俳優として特撮ドラマ『機界戦隊ゼンカイジャー』(ゾックス・ゴールドツイカー役)、ドラマ『体感予報』、舞台『千と千尋の神隠し』(ハク役)など多数の話題作に出演し活躍中。同舞台ではロンドン・上海・ソウル公演にも参加した。
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