松下奈緒が主演を務めるテレ朝木曜ドラマ「スカイキャッスル」（午後9時）の第6話が29日に放送された。今回は、鈴木浩介演じるモラハラ夫・二階堂亘の常軌を逸した“応援シーン”と、比嘉愛未演じる亘の妻・二階堂杏子の更なる反撃が話題となっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、世界的ヒット作『梨泰院クラス（イテウォンクラス）』（20年）を手がけた韓国の大手スタジオSLLが制作し、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで2018年?19年に放送された『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』の日本版。今回はSLLと『梨泰院クラス』の日本版『六本木クラス』（22年）の制作陣が再びタッグを組み、日本を舞台にセレブ妻たちの“壮絶マウントバトル”を描く。高級住宅街・スカイキャッスルに住み、名門・帝都病院の医師を夫に持つ裕福な妻たちが、“裕福で幸せそうに見える暮らし”の中で、夫の出世バトルや子どもの受験バトルなど頂点を極めるために対抗心を燃やす。

　杏子の夫・亘は、帝都病院の脳神経外科医。亘は息子の翔（柴崎楓雅）を外科医にさせるため血眼になっている教育パパで、翔を帝都医大付属高校に合格させるため、自ら学習を猛烈指導している。集中力をつけるために窓のない勉強部屋を設計し、威圧的な態度で指導していたが、その方法を敏腕受験コーディネーターの九条彩香（小雪）から「教育ではなく飼育」と否定されていた。杏子は翔を守るため、勉強部屋の壁を壊して窓を取り付け、亘の指導法に口を出すようになるなど、少しずつモラハラ夫に対抗するようになっていた。

　そんな中、亘はテストの予想問題を入手し、翔の順位は突如として上がっていく。2回連続で学年2位になった翔に亘は喜ぶが、杏子は実力ではないことを危惧する。さらに、亘が成し遂げられなかった「帝都病院のトップに立つ」という自身の夢を翔に押し付けていることにも疑問を呈す。

　しかし亘は、翔の誕生日に「頂点を目指してほしい」という思いで買ったピラミッドのオブジェを持ち、翔の方を向くと、「翔を絶対に、ピラミッドの頂点に立たせる！　フレー！　フレー！　しょおぉ～！　がんばれ！　がんばれ！　しょおぉ～！」と叫び始めた。さらに、「翔がピラミッドの頂点に立つためなら、僕はなんだってする覚悟ですよ！」と興奮気味で伝える。

　そんな夫の姿を見た杏子は、「くだらないわ……」と呆れた表情を見せる。そのまま亘に近づくと、「あなたの夢はくだらない！　地球は丸いのに、なにがピラミッドよ！」と、ピラミッドを奪い、床に投げ捨てた。

　壊れたピラミッドを見た亘は、「ああぁぁ～！」と驚きの声をあげる。「あなたが目を覚ましてくれないなら、私にも覚悟がありますから」と言い切る妻を横目に、亘はうろたえた様子で割れたピラミッドの破片を拾い集めるのだった。

　このシーンにSNS上では、「杏子さん、つよ！！」「あのモラハラ旦那相手に対等になってて頼もしい」「どんどん強くなってると」と驚きの声が。また、ピラミッドを持ち応援する亘の姿に、「亘さん、笑わせにきてるだろ」「今週のオモロポイントはダントツで『フレー！フレー！翔！！！』の父」「全力のフレーフレーおもしろすぎる」という反応も見られた。