アミューズ、故三浦春馬さんの肖像を無断使用の選挙ポスターに激怒声明 立花孝志氏「ごめんなさい」
大手芸能プロダクション・アミューズの法務部が28日、Xを更新し、東京都知事選で2020年7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)の名前や肖像が使われたポスターについて声明を発表した。三浦さんは生前、アミューズの所属俳優として活動。同法務部は使用を許諾しておらず、「当社は強い憤り覚えてており」「ご遺族も大変心を痛めております」などとつづっている。
「ご遺族も大変心を痛めております」
大手芸能プロダクション・アミューズの法務部が28日、Xを更新し、東京都知事選で2020年7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)の名前や肖像が使われたポスターについて声明を発表した。三浦さんは生前、アミューズの所属俳優として活動。同法務部は使用を許諾しておらず、「当社は強い憤り覚えてており」「ご遺族も大変心を痛めております」などとつづっている。
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アミューズ法務部は強い憤りを込めた文書を公開した。
「東京都知事選挙の掲示板に当社所属アーティストである三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)が使用された選挙ポスターが掲示されていますが、そのような利用については一切許諾しておらず、当社は東京都選挙管理委員会に対し抗議しております。このような事態に当社は強い憤りを覚えており、またご遺族も大変心を痛めております」
その上で、同社が行った抗議の趣旨を説明した。
「昨今、世間を騒がせている『候補者以外の人物の写真を使用したポスター掲示』で論議されている選挙制度や公職選挙法の問題ではなく、三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)が無許諾で、しかも(後述のとおり)商業目的で選挙ポスターに使用されているという、パブリシティ権の侵害についてです」
そして、断固たる姿勢を示した。
「このような行為は、三浦春馬がアーティスト活動を通して培った名声や魅力の無断冒用及び権利侵害であり、当社は、三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)を無断冒用した選挙ポスターを掲示した者がただちにそれらを撤去することを求めます」
また、「三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)が無断冒用された選挙ポスターにはQRコードが付されており、最終的には動画共有サイトの有料メンバーシップの紹介等の商業目的に使われていると見受けられました」とし、「皆様におかれましては、今回の選挙ポスターによる収益活動に利用されませんようご注意ください」と呼びかけた。
今回の都知事選をめぐっては、各所の掲示板に「世界は三浦春馬であふれている」と書かれたQRコード付きポスターが貼られたことがネットでも話題を集めいた。「非常識すぎる」「かなり悪質」「さすがに不謹慎」などと批判が相次いでいた。アミューズ法務部はそれらの声が届いていたことも明かし、感謝の意も示した。
「今回の選挙ポスターについては、ファンの皆様からも多くの情報提供をいただいております。このような出来事にファンの皆様の心中を思いますと当社としても胸が痛みますが、皆様から頂戴しました貴重な情報やご意見はすべて拝読しており、大変感謝しております。いつまでも三浦春馬及び彼が出演した作品をご愛顧ください。当社は、本件に限らず、アーティストの権利を侵害する事案に対しては、引き続き毅然とした対応を行って参ります」
これを受け、NHKから国民を守る党の党首・立花孝志氏がXを更新し、「先ほど、株式会社アミューズ様から、三浦春馬様の氏名と肖像【似顔絵】を無断冒用した選挙ポスターを掲示した者がただちにそれらを撤去することを求めます。との声明が出されました! 立花孝志は、ただちにこの選挙ポスターを掲示した人に電話で確認をしたところ、『事前に株式会社アミューズ様に許可をとっていないので、直ちに撤去します。撤去の方法は立花さんにお任せします。』との回答を頂きました」と説明。対策を示した上で、「株式会社アミューズ様、三浦春馬様のご遺族の皆さま、三浦春馬様のファンのみなさま 大変失礼致しました! ごめんなさい」と謝罪した。