『バービー』監督&プロデューサーが来日、原爆ファンアート問題には触れず 高畑充希はSNSで謝罪

都内で2日、米映画『バービー』(8月11日公開)のジャパンプレミアで行われた。脚本・監督のグレタ・ガーウィグ氏、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏が出席した。イベントは和やかな雰囲気で進行され、日本国内で物議を醸す原爆ファンアート問題には言及しなかった。

映画『バービー』のジャパンプレミアに出席した高畑充希、グレタ・ガーウィグ監督、デイビッド・ヘイマン氏(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
映画『バービー』のジャパンプレミアに出席した高畑充希、グレタ・ガーウィグ監督、デイビッド・ヘイマン氏(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

イベントは和やかな雰囲気で進んだ

 都内で2日、米映画『バービー』(8月11日公開)のジャパンプレミアで行われた。脚本・監督のグレタ・ガーウィグ氏、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏が出席した。イベントは和やかな雰囲気で進行され、日本国内で物議を醸す原爆ファンアート問題には言及しなかった。

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 同作をめぐっては、米国現地のX(ツイッター)公式アカウントが原爆投下を喚起させるファンアートに好意的なコメントを行ったことで、日本を中心にSNSで炎上。7月31日に配給会社ワーナーブラザースジャパンが「極めて遺憾」とコメント。米現地のワーナーブラザースも謝罪し、一部投稿を削除した。

 フォトコールに続いて行われた舞台あいさつにて、詰めかけた観客から熱烈な歓迎を受けたグレタ監督は、満面の笑みを見せ、手を上げて答える一幕も。「こうやって自分の作品を携えて日本にいるのは大変光栄です。というのも、私は日本の映画が大好きだからです。この作品をぜひ見て頂けたら、と楽しみにしています」とアピールした。

 イベントには、主人公バービーの日本語吹き替えを担当した俳優の高畑充希も出席。グレタ監督とデイビッド氏に着物をプレゼントした。

『バービー』は、世界中で人気のファッション・ドール「バービー」初の実写映画化作品。7月21日に全米で公開され、週末3日間の興行収入は1.55億ドルに達し、全米初登場1位。2023年に公開された映画の中で首位を記録。舞台あいさつの会場では、大ヒットを祝う拍手と歓声も上がった。

 高畑はイベント前にインスタグラムのストーリーズを更新。「舞台挨拶の件、ご心配おかけしていてすみません。今回のニュースを耳にした時、怒り、というよりは正直、不甲斐なさが先に押し寄せてきました」と謝罪。「正直、今日登壇を辞退することも考えたのですが、来日してくれたお2人の想い、そして私自身、このBarbieという作品自体の素晴らしさはぜひ知っていただきたいな、という気持ちを消せませんでした。なので、複雑な感情はありますが、今日一日、真摯につとめさせていただきたいと思います」などと心境をつづっていた。

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