森尾由美、“不作の83年組”は「平均的に売れなかった」 合言葉は「違う分野で頑張ろう」

俳優で歌手の森尾由美が10日、都内で「40th記念グッズ発売記念イベント」を行った。83年デビュー組のアイドルは「平均的に売れなかった」などと自虐トークを展開した。

イベントに登場した森尾由美【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した森尾由美【写真:ENCOUNT編集部】

今年5月に歌手デビューから40周年

 俳優で歌手の森尾由美が10日、都内で「40th記念グッズ発売記念イベント」を行った。83年デビュー組のアイドルは「平均的に売れなかった」などと自虐トークを展開した。

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 1982年放送のドラマ「ねらわれた学園」で芸能界デビューし、翌1983年に「お・ね・が・い」で歌手デビューした森尾。今年5月に歌手デビューから40周年を迎えたことを記念し、自身初となるオフィシャルグッズを展開する。

「対面式のイベントが何十年ぶり」と緊張の面持ちの森尾は、この40年を振り返って「デビュー当時は本当に忙しくて、遠い昔だっていうのもありますけど、もうあっという間に過ぎてしまった感じです。40周年たってしまったんだ~という思いが大きいです。当時はレコードでしたので、ぜんぜんスタイルが違う。懐かしい思い出」と述懐。

 自身を“黄金の80年代”の中で「不作の83年組」の一人だと自虐。「歌が不作だったので、違う分野で頑張ろう、というのが私たちの合言葉だった。女優さんになられた方もいますし、松本明子ちゃんは元祖バラドルだと思っている。違うジャンルで根強くいる。この間、カズレーザーさんに『不作じゃなく杉の83年組』と(言われた)。良くも悪くも、何かをバラまいているらしいです(笑い)。地味にやっております」と謙遜した。

 さらに83年組のアイドルは「平均的に売れなかった」とあけすけに語り、その代わりに「仲はすごく良かったです。ライバル心とかないです。皆で助け合うし、ドラマが決まったら『おめでとう』と言うし、グッズが出れば『おめでとう』と言う。本当に、不作と思える瞬間です」とニッコリ。「売れてる方々がうらやましかった。特に花の82年組の一つ上の先輩方は華やかですてきで、憧れでした。でももう……『そうはなれない』と思った瞬間からの結束はこちらのほうが強い」と断言し、報道陣の笑いを誘った。

 会場では、6月8日に57歳の誕生日を迎えた森尾に、バースデープレゼントとして花束がサプライズで贈られた。

 今回は1988年発売の写真集「MISTY」収録のグラビア写真を使用したアクリルスタンドをはじめ、森尾が長年愛用するアパレルブランド「PINK HOUSE」とコラボしたグッズなど全6点。いずれのグッズも森尾自身が試行錯誤しながらプロデュースしたという。

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