アミューズの新聞広告が話題 創業時から大切にしている思い、本社・山梨移転の理由

大手芸能事務所「アミューズ」が26日、第44期定時株主総会を実施した。同日付の新聞朝刊で、同事務所が出したユニークな新聞広告が話題を呼んでいる。

アミューズが打ち出した新聞の全面広告【写真:ENCOUNT編集部】
アミューズが打ち出した新聞の全面広告【写真:ENCOUNT編集部】

第44期定時株主総会が開催された

 大手芸能事務所「アミューズ」が26日、第44期定時株主総会を実施した。同日付の新聞朝刊で、同事務所が出したユニークな新聞広告が話題を呼んでいる。

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 朝日新聞の全面広告のページを見ると、上部に記載された「感動だけが、」の大文字が目に入る。「感動だけが、人の心を撃ち抜ける。」という同じフレーズが左右両方に書いてあり、続いて文章が記載されている。右から読んでも、左から読んでも、「感動を生み出すこと」をテーマに据えたメッセージが読み取れる。

 右側にアミューズのロゴマーク。左側は「株式会社Kulture」のロゴマークがある。このKulture社は、プレスリリースによると、アミューズが新たに立ち上げた、次世代のエンターテインメント創出を目的とした新会社。Web3・メタバース・NFTなどを活用した自社サービス・事業・IP開発を推進するとともに、新設の「KultureFUND」を通した国内外のスタートアップとの連携により、新たなエンタメを生み出すことに挑戦するという。

「感動だけが、人の心を撃ち抜ける。」のキャッチフレーズ。アミューズ広報担当者に問い合わせたところ、「アミューズの社員、アーティストが創業時から大切にしている、エンターテインメントという仕事に対する思いを表現した言葉です。今回、新会社を設立することになり、あらためてこの言葉を広告に掲載させていただきました。アミューズは、アーティスト・スタッフ一丸となって、『感動だけが、人の心を撃ち抜ける』という思いのもと、コンテンツ創造を追求し、ファンの皆様に支えられながら45年を迎えることとなりました」とのことだ。

 また、広告には「西湖から見上げる富士山は毎日変わらぬ存在感と毎日新たな感動を与えてくれる」と記されている。同事務所は、2021年7月から本社を都内から山梨県・西湖に移転。西湖周辺でアウトドアとエンタメを融合させたイベントなどを開催している。移転の意図について、広報担当者は「山梨県、および富士山麓は観光をはじめとしたレジャー・スポーツ・アクティビティー、そして当社の強みであるコンサート・フェスなども盛んであり、都心からのアクセスも良く、心身の健康と五感を深化させることが可能な場所です。先日発表させていただいた弊社がプロデュースするエンタメ・キャンプ場『FUN OUT! PARK FUJI』をはじめとした、多くの人々の心を豊かにする『モノづくり』をしていくことを目的に本社移転をしました」としている。

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