乃木坂46の台湾公演が盛況 “世代の移り変わり”課題、次世代エース齋藤飛鳥ら奮闘
人気アイドルグループ「乃木坂46」が19日、台湾・台北アリーナで、台湾では2年連続となる単独公演を開催した。全26曲を披露して、約1万人のオーディエンスを魅了。大盛況のなかで幕を閉じた。
2年連続の台湾単独公演を開催 白石麻衣が卒業発表の一方で齋藤飛鳥や堀未央奈ら存在感
人気アイドルグループ「乃木坂46」が19日、台湾・台北アリーナで、台湾では2年連続となる単独公演を開催した。全26曲を披露して、約1万人のオーディエンスを魅了。大盛況のなかで幕を閉じた。
メンバーは前日の18日に台湾入り。台北松山空港では現地ファン約800人がメンバーを出迎えた。昨年現地に降り立った時よりも倍の人数となっており、現地では着実に乃木坂46の人気が高まっていることがうかがえた。
オープニングSE後、あいさつ代わりに最新シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」からスタート。その後、「何度目の青空か?」「太陽ノック」「裸足でSummer」とシングル表題曲を連発で披露し、一気にオーディエンスはヒートアップ。
参加メンバー24人がそれぞれ中国語で自己紹介を行い、「シンクロニシティ」ほか、バラエティーに富んだユニット曲やアンダー曲でライブ前半戦が終了する。ライブ中盤では、チャイナドレスを彷彿させる妖艶な衣装を身にまとい、「バレッタ」を披露。そして、昨年末に開催した上海単独公演同様に、グループの代表曲でもある「君の名は希望」を中国語バージョンでサプライズ披露。会場は感動の渦に巻き込まれた。
ライブ後半戦は、日本レコード大賞受賞曲「インフルエンサー」や「命は美しい」「制服のマネキン」など、マイナーかつビートの効いた楽曲を中心に展開。本編ラストは齋藤飛鳥がセンターを飾る昨年の代表曲「Sing Out!」。会場ではメンバーとオーディエンスのクラップが一体となり、惜しまれながらも本編が終了した。現地ファンを中心にアンコールが鳴り止まないなかで、乃木坂46のライブ楽曲としては欠かせない「ロマンスのスタート」「ダンケシェーン」「乃木坂の詩」の3曲をアンコールで歌唱。2年連続となる台湾単独公演は大団円を迎えた。
2017年からアジアを中心に海外展開を実施し、2年連続となった今回の台湾公演で高山一実は「昨年末にイルミネーションのイベントでまっちゅん(松村沙友理)と台湾に来させて頂き、みなさんとはクリスマスも一緒に過ごしましたね」とコメント。さらに中国語で、「帰りたくない」とMCをしてファンを沸かせた。
また、秋元真夏は「台湾のみなさんがサイリウムを振ってくれたり、一緒に歌ってくれることが当たり前のことだとは思っていません。本日会場に足を運んで頂いたみなさんとは、またこの同じ場所で必ず会えるように私達も頑張ります!」とグループのキャプテンとして力強く語った。
乃木坂46は、昨年は長年に渡ってグループのフロントメンバーとして牽引してきた1期生の西野七瀬・衛藤美彩・桜井玲香らが卒業し、今年の年始には白石麻衣が卒業を発表するなど、次世代への移り変わりが課題となっている。
今回はキャプテン秋元を筆頭に、高山・松村を中心とした1期生がその健在ぶりを発揮するなかで、次世代エースとして名高い齋藤や2期生の堀未央奈、また3期生のほかに、今回初の台湾公演を経験した4期生の遠藤さくら・賀喜遥香・筒井あやめなど若手メンバーを中心に編成された。今回の公演は、グループの将来を大きく見据えたライブだったに違いない。
【NOGIZAKA46 Live in Taipei 2020セットリスト】
M1:夜明けまで強がらなくてもいい
M2:何度目の青空か?
M3:太陽ノック
M4:裸足でSummer
M5:僕の思い込み
M6:僕のこと、知ってる?
M7:シンクロニシティ
M8:無表情
M9:言霊砲
M10:せっかちなかたつむり
M11:Threefold choice
M12:~Do my best~じゃ意味はない
M13:ここにいる理由
M14:バレッタ
M15:気づいたら片想い
M16:君の名は希望
M17:インフルエンサー
M18:命は美しい
M19:ありがちな恋愛
M20:制服のマネキン
M21:ガールズルール
M22:ジコチューで行こう!
M23:Sing Out!
(本編終了)
EN1:ロマンスのスタート
EN2:ダンケシェーン
EN3:乃木坂の詩