平手友梨奈、初の日本武道館ワンマンライブで示した“世界観” MCナシで表現した圧巻の70分
歌手で俳優の平手友梨奈が20日、ソロ初となる東京・日本武道館でのライブ『アナタタチノカルテ』を開催した。細部まで作り込まれた圧巻のステージで、“表現者”としての今の姿を見せた。

1年ぶりとなるワンマンライブ『アナタタチノカルテ』を開催
歌手で俳優の平手友梨奈が20日、ソロ初となる東京・日本武道館でのライブ『アナタタチノカルテ』を開催した。細部まで作り込まれた圧巻のステージで、“表現者”としての今の姿を見せた。(取材・文=堀タツヤ)
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本公演は、昨年8月に開催した初のワンマンライブ『平手友梨奈 1st LIVE “零”』以来、1年ぶりとなるワンマンライブ。平手自身もクリエイティブパートナーとして、ライブの演出に携わった。
ステージでは、初のソロアルバム『無表情な表情』に収録された全10曲を披露。ダンス、歌、映像、照明を融合し、まるで一本の舞台や映画を観ているかのような世界が武道館に広がった。
開演すると、会場前方に設けられたサブステージには赤い花が敷き詰められ、その中に平手が静かに横たわっていた。音楽が鳴り響く中、場内が暗転すると、今度は20人を超えるダンサーと共に、黒いフードをかぶった平手がメインステージに姿を現す。フードを脱いで顔を見せると、待ちわびた観客から歓喜の声が上がった。
メインステージではバンドメンバーが生演奏で全編を支えた。平手が「Let’s go!」と声を上げると、ステージ上に火花が上がり、1曲目の『Kill or Kiss』がスタート。観客も「Kill or Kiss」と声をそろえ、会場の熱気が一気に高まっていく。続く『イニミニマイニモ』では、十数人のダンサーと一糸乱れぬダンスを繰り広げ、クールかつスタイリッシュなパフォーマンスで観客を魅了した。
『ALL I WANT』では、しなやかなダンスを見せ、『Shooting Star』では一人のダンサーと向き合い、内面を映し出すような踊りを披露した。中盤に入ると、それまでとは異なる空気が会場を包んだ。『イマジナリーフレンド』『失敗しないメンヘラの育て方』では、カラフルでポップな演出が展開され、観客もクラップで応じた。それまでシリアスな表現を見せていた平手も笑顔を浮かべ、軽やかなステージを作り上げた。
続く、『俺らの未来』では、サビで観客も声を張り上げ、会場が一体に。最後は平手がジャンプを決め、最高潮の盛り上がりを見せた。
バンドによる激しいセッションを挟み、ライブはラストブロックへ。『bleeding love』に続く『I’m human』では、それまでのダンサーを交えたパフォーマンスから一転、平手がサブステージに一人で立ち、力強く歌い上げた。ラストには無数の花びらが平手のもとへ降り注ぎ、その美しい光景に客席から感嘆の声が上がる中、本編を締めくくった。
観客の声に応えて再びステージに登場した平手は、アンコールでアルバムの最後を飾る『あざ』を披露。収録曲全10曲を歌い終えると、MCを一切挟まなかった平手は、観客に向けて「ありがとうございました」と感謝を伝え、客席は万雷の拍手でそのステージをたたえた。
最後には、平手とダンサー、バンドメンバー全員が横一列に並んで手をつなぎ、カーテンコール。約70分の中に、平手の多彩な表現が凝縮されたステージだった。
◯平手友梨奈『アナタタチノカルテ』セットリスト
1.Kill or Kiss
2.イニミニマイニモ
3.ALL I WANT
4.Shooting Star
5.イマジナリーフレンド
6.失敗しないメンヘラの育て方
7.俺らの未来
8.bleeding love
9.I’m human
10.あざ
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