坂口健太郎、難役挑戦で「新しい自分を発見」 今までにない表情&感情「こういう自分がいるんだ」

俳優の坂口健太郎が19日、東京・亀戸天神社で行われた映画『私はあなたを知らない、』(8月28日公開)の公開直前大ヒット祈願イベントに、早瀬憩、堀田真由、中野量太監督とともに登壇。難役に挑んだ撮影を振り返った。

イベントに登壇した坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】

演じた主人公の選択「肯定はできないけど、どこか共感はしたい」

 俳優の坂口健太郎が19日、東京・亀戸天神社で行われた映画『私はあなたを知らない、』(8月28日公開)の公開直前大ヒット祈願イベントに、早瀬憩、堀田真由、中野量太監督とともに登壇。難役に挑んだ撮影を振り返った。

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 本作は、『湯を沸かすほどの熱い愛』以来、10年ぶりの完全オリジナル脚本となる中野監督が原案・脚本も手掛けた日仏共同製作のヒューマンサスペンス。狂おしいまでに“家族”という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めるという重い罪を犯した孤独な青年・西山夕平を主人公に、愛や憎しみ、人を赦すことの意味を描く。

 坂口が演じるのは、天涯孤独で決められたルーティンを繰り返しながら生きてきた夕平。職場で出会った紗月(堀田)と、その5歳の娘・朝子(早瀬)との生活を通して、それまで知らなかった“家族”という幸せに触れていく。

 公開を目前に控え、この日は劇中で過去と現在をつなぐ重要なモチーフとして登場する東京スカイツリーを望む亀戸天神社でイベントを実施。本作の大ヒットを祈願した後に会見に臨んだ坂口は「残暑にはなってきましたが、外に立った時は日差しがあって、公開を爽やかな日差しと共に迎えられそうでうれしいなと思います」と晴れやかな表情を見せた。

 撮影は約1年前に行われ、堀田との橋でのシーンは昨年9月ごろに撮ったという。「紗月と一緒のシーンは、とっても幸せなシーンもあれば切ないシーンもあり、いろんなシーンを撮ったので、毎回毎回、今はどの関係性か考えていました」と回想した。

 東京スカイツリーが建設中という設定で撮影した場面にも触れ、「(紗月と)スカイツリーの名前を2人で話していて、2人の関係性が終わりを迎えた後に、家でニュースを見ていた時の表情など、いろんなことを思い出したりしました。『空だからスカイツリーかな』『絶対そんなのないよ』とか、切ないシーンでしたね」と振り返った。

 夕平を演じる上では葛藤もあったという。「苦労はしましたね。どうしても夕平の選択を肯定はできないけど、どこか共感はしたいなと思っていたので」と役への向き合い方を説明した。

 また、中野監督の演出は非常に繊細だったといい、「自分がなんとなく夕平像をやっていって、ほんの少しだけ繊細なところを演出してくださいました。1度、2度を求めてくださり、今までやったことのない表情だったり、感じたことのない感情だったりと、新しい自分の発見もしたし、『こういう自分がいるんだ』と毎回新しい発見がありましたね」と充実感をにじませた。

 イベント後半では、本作に込めた願いを書いた絵馬をお披露目。坂口は「たくさんの皆さんなりの『私はあなたを知らない、』の感想を聞かせてほしい」と記した。その真意を「今回は見ている人の捉え方がすごくあるんです。いろんな人たちの感想を聞いていると、『そんな捉え方があるんだ』と。夕平をやった身として意外な捉え方があって、僕もこの映画自体の新しいことを何度も知れるなと」と説明。「1週間後に公開ですが、見た人の感想を知りたいなと思って書きました」と観客からの反響を心待ちにしていた。

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