松本まりか、主演ドラマで“インポッシブル”なセリフ量と格闘「ギネス記録かな?」

俳優の松本まりか(41)が、6月18日からMBSドラマ特区枠で放送されるドラマ『エミリとマリア』(木曜深夜0時59分)で、高橋メアリージュンとダブル主演を務める。劇作家の根本宗子氏が監督・脚本を手掛け、30代後半の女性たちが抱える“モヤモヤ”をユーモアあふれる会話劇として描いた本作。膨大なセリフ量に格闘した日々や、共演する高橋への思いを聞いた。

インタビューに応じた松本まりか【写真:藤岡雅樹】
インタビューに応じた松本まりか【写真:藤岡雅樹】

根本宗子氏の脚本ドラマは「まさに舞台なんです」

 俳優の松本まりか(41)が、6月18日からMBSドラマ特区枠で放送されるドラマ『エミリとマリア』(木曜深夜0時59分)で、高橋メアリージュンとダブル主演を務める。劇作家の根本宗子氏が監督・脚本を手掛け、30代後半の女性たちが抱える“モヤモヤ”をユーモアあふれる会話劇として描いた本作。膨大なセリフ量に格闘した日々や、共演する高橋への思いを聞いた。(取材・文=堀タツヤ)

――劇作家の根本宗子さんが監督・脚本を手掛ける本作。脚本を読んだ印象はいかがでしたか。

「本当に面白くて、一気に読んじゃいました。会話のテンポとセンスがとにかく抜群で。30代後半の女性たちの滑稽けれど、かわいらしいところがたくさん描かれているんです。『ドラマでここまで描くんだ?』と思うような部分まで攻めていて。それでいて気軽に笑って見られて、元気が出てくる。そんな作品だなと思いました」

――高橋メアリージュンさんとの2人芝居のような場面も多く、膨大なセリフ量でした。演じる上での苦労はありましたか。

「台本を開くと全ページしゃべっているんじゃないかってほど、ほとんど2人だけの会話で、その中で2日間で約40ページ分撮ることもあって、『ギネス記録かな?』とも思いました(笑)。なかなかないスピード感とセリフの量だったので、本当に頑張ったなと思います」

――それだけの分量を覚えるだけでも大変だったのでは?

「そうなんです。俳優の友人にも手伝ってもらって、掛け合いで読んだものを録音して、それを聴きながらひたすら何度も練習していました。根本さんの脚本だからこそ、セリフを一言一句、正確に届けたいと思ったんです。

 根本さんの作品って、まさに舞台なんですよね。だから本当は1か月くらい稽古したいところなんですけど、今回は限られたスケジュールの中、短い時間で撮らなきゃいけない。このセリフ量は“インポッシブル”だなって(笑)。だから事前の練習は必死でした」

――その膨大なセリフの中で、特に印象的だったものはありますか。

「1つには決めきれないんですよね。好きなセリフというのもあるけれど、“音”が好きなんです。内容というよりは、セリフの“音”として面白い掛け合いになっていると思っていて。言葉そのものが面白いから、『この人がどう考えているか? どう感じているか?』ということよりも、まず言葉を発して、そこから感情が立ち上がってくる感じなんです。その感覚にワクワクしました」

高橋メアリージュンとの関係性にも変化が【写真:藤岡雅樹】
高橋メアリージュンとの関係性にも変化が【写真:藤岡雅樹】

高橋メアリージュンへの“信頼”「とてもうまく融合できた」

――これまで松本さんが演じてきた役柄とはまた違う印象を受けました。

「私はこれまで、感情をしっかり込める役が多かったんですけど、今回はそうではなくて。むしろ、自分はあまり何もしないほうがいい、という感じでした。根本さんが作ってくれた世界観の中で、何かを伝えたいというよりは、ただ会話を楽しんで、世界観そのものを楽しむ。その一部になることが正しいんだろうなと考えていました」

――描かれるのは、30代後半の女性たちが抱える“モヤモヤ”です。松本さん演じるエミリと、高橋さん扮(ふん)するマリアは共に35歳。キャリアや容姿に恵まれていながらも、どこか満たされない思いを抱えているという役柄です。

「そこが面白いですよね。エミリはEC販売のアパレルを経営していて、美容にも力を入れている。決して“持っていない”わけではないんです。でも、若さに執着したり、他人と容姿を比べ合ったりもしていて。そういうのって、“女子あるある”だと思うんです。客観的に見ると滑稽かもしれないけど、同時にすごくキュートなんですよね」

――ご自身でも共感する部分はありましたか。

「“あるある”って思いたくはないんですけど(笑)、でもきっとあるんだと思います。だからこそ、面白く感じるのかなって」

――高橋さんとは、テレビ朝日系ドラマ『奪い愛、真夏』(2025年7月期)でも共演されていました。今回、改めてご一緒していかがでしたか。

「『奪い愛、真夏』でご一緒した時に、とってもすてきな女優さんだなと思ったんです。考え方がオープンで、人としてすごく好きで。またご一緒したいなと思っていました。今回はメアちゃん(高橋)への大きな信頼があったので、不安は一切なくて。実際、とてもうまく融合できたし、お芝居のキャッチボールができて、すごく楽しかったですね」

――役を通して、お2人の関係性にも変化があったのでしょうか。

「役として、とにかくたくさんしゃべったので、それまでたくさん話したことがあったわけではないのに、すごく自然に話せるようになったんです。役を通して得た信頼が、そのまま現実にもつながって。それはすごく面白い感覚でした。プライベートですごく何かを共有したというわけではないんですけど、これからもメアちゃんとは、きっとたくさん話していけるんだろうなって。そんなふうに感じています」

スタイリスト:章憶
チュールフリルブラウス:CAROLINA GLASE、ジャケット:ANNREO、つけ襟:LEPO TOKIO、スカート・ブーツ:POOLDE、黒レースタイツ:BEAMS COUTURE、ベージュタイツ・ドット長袖インナー:スタイリスト私物、左耳ピアス・右手リング:LOVE BY e.m.、右耳ピアス:e.m、ネックレス:e.m・fujikoshi、左手リング:AIGIS
ヘアメイク:Rina

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください