「心、壊れました」渡部陽一、戦場での壮絶な体験を告白「子どもたちが当たり前のように命を奪われて」

戦場カメラマンの渡部陽一が5日放送の『東出昌大の野営デトックス』(朝日放送テレビ制作)のABEMAオリジナルエピソードとなる#5に出演し、戦場での壮絶な体験を告白した。

渡部陽一が『東出昌大の野営デトックス』に出演【写真:(C)AbemaTV,Inc.】
渡部陽一が『東出昌大の野営デトックス』に出演【写真:(C)AbemaTV,Inc.】

東出昌大「日本は恵まれていると常々思います」

 戦場カメラマンの渡部陽一が5日放送の『東出昌大の野営デトックス』(朝日放送テレビ制作)のABEMAオリジナルエピソードとなる#5に出演し、戦場での壮絶な体験を告白した。


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『東出昌大の野営デトックス』は、5年前から都会の喧騒を離れ、山奥に移住した俳優・東出昌大が、厳しい都会を生きる芸能人を自身の野営地に招き入れ、共に1泊2日の野営生活を行う番組。ゲストとして、編集者・実業家の箕輪厚介氏と、渡部が登場した。

 前日に東出が狩猟した鹿を解体した3人は大自然に囲まれた露天風呂へ。東出が日本の堅苦しさについて問いかけると、渡部は「紛争地から日本に帰国したとき、いつも感じること。日本、“夢の国”です」と静かに語り、「やりたいことを自由にできる国。奇跡の国ですね」と表現した。

 これに対し東出は「日本は恵まれていると常々思います。でも一方で、自殺者2万人って聞くと『何?』って思いますね……」と、豊かな国が抱える矛盾への強い疑問を投げかけた。

 そして、昼食では鹿肉を味わう中、話題は渡部の戦場での体験へ。渡部が「34年間の戦場報道で、大きな転換期は30歳のときのイラク戦争」と自身の人生を決定づけた過去に触れると、東出は「ご自身でお話ししたくない話だったら勿論いいんですけど」と前置きしつつ、「人間の底を知ったというか。今までの紛争地よりも、より残酷だっただとか、より政治的だっただとか、そういう意味合いが強いんですか?」と静かに問いかける。

 この問いに対し、渡部は「自分の子どもたちが当たり前のように命を奪われて。その命を奪った人たちが、すぐ目の前で笑いながらコーヒーを飲んでいたり、タバコを吸っていたりするときに……目の前に武器が置かれていたら『やってはいけない』って分かっていても、気持ちと体が極限になるとバラバラになってしまって」と、紛争地の最前線で目の当たりにした、極限状態における人間の崩壊を語った。

 東出からの「なんで心壊れなかったんですか?」という問いに対し、渡部は「壊れました」と振り返った。

次のページへ (2/2) 【動画】紛争地帯を目の当たりにし渡部陽一が感じたこと
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