【週末は女子プロレス♯12】全女OG・山田敏代のいま 対抗戦ブームを作った豊田真奈美とのライバル関係
1990年代前半に燃え上がった女子プロレスの団体対抗戦ブーム。全日本女子プロレス、JWP、LLPW、FMWなどが激しい火花を散らしたが、ブームの先陣を切ったのは92年11月26日、全女・川崎市体育館で行われた豊田真奈美&山田敏代組(全女)VSダイナマイト・関西&尾崎魔弓組(JWP)だったと言っていい。このカードでなかったら、あれほどまでの盛り上がりと広がりを見せたかどうかは分からない。当時、「全女が一番」と信じ、「他団体をバカにしていた」豊田と山田は、後発団体JWPの意地と実力に舌を巻いた。また、老舗全女でデビューした豊田&山田も、タッグチームであると同時に、個人としても敗者髪切りマッチを行うほどのライバル同士だった。豊田、山田とも全女から離れた後にはGAEA JAPANでも活躍、ライバル関係はリングを去るまで続いたのだった。2人ともすでに引退しているが、今回はOG山田敏代に話を聞いた。“やまさん”はいま、なにをしているのだろう?