林下詩美、マリーゴールド退団後は「海外」も視野「羨ましいと…」 フリーは「性格上向かない」とも告白

マリーゴールドの4.25後楽園ホール大会。マリーゴールド・ワールド王座奪還に失敗した林下詩美は、試合後のマイクでマリーゴールドからの退団を宣言した。2024年5月の旗揚げから活躍してきた彼女は今、どのようなことを考えているのか。インタビュー後編では、マリーゴールドでの最後の戦いに挑む心境、そして今後について聞いた。

今の思いを吐露した林下詩美【写真:橋場了吾】
今の思いを吐露した林下詩美【写真:橋場了吾】

4.25後楽園は昨年10月のリベンジをせずには終われないという気持ちで臨んだ

 マリーゴールドの4.25後楽園ホール大会。マリーゴールド・ワールド王座奪還に失敗した林下詩美は、試合後のマイクでマリーゴールドからの退団を宣言した。2024年5月の旗揚げから活躍してきた彼女は今、どのようなことを考えているのか。インタビュー後編では、マリーゴールドでの最後の戦いに挑む心境、そして今後について聞いた。(取材・文=橋場了吾)


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 4.25後楽園大会前に、林下詩美がマリーゴールドを退団することは選手たちには知らされていた。マリーゴールド・ワールド王者の青野未来はベルトの流出を防ぐために戦い、一方の林下は流出させて他団体での防衛戦を考えていたという。

「最後の思い出に、というのはなくて、あの一戦に関してはただ青野未来のベルトを獲ってやるという気持ちしかありませんでしたね。(昨年10月の両国大会の)リベンジをせずには終われないな、というのはありました」

 5.23大田区大会。旗揚げ2周年記念興行でメインに組まれたカードは、青野未来&桜井麻衣&MIRAIvs林下詩美&彩羽匠&マディ・モーガン。林下とは縁の深い選手がそろった6人タッグを最後に、林下はマリーゴールドを退団する。

「最後までベルトを賭けて戦った青野未来、本当に何かと縁がある桜井麻衣、そして今のプロレス界においてトップクラスのラリアットを放つMIRAIが対角にいて、50分以上のシングルマッチをした彩羽匠がまさかの隣……すごいカードだと思いました。(ロッシー)小川さんには『大切な話があります』と伝えたときには、『そういう話なのかなとは思っていたよ』と。去る者追わず、の人なので」

5.16後楽園ではマリーゴールドの選手そしてファンに感謝を述べた【写真:(C)マリーゴールド】
5.16後楽園ではマリーゴールドの選手そしてファンに感謝を述べた【写真:(C)マリーゴールド】

こんなに感情をたくさん動かされるプロレスの素晴らしさを伝えていきたい

 こうなると気になるのは、林下の今後だ。大きく分けると、選択肢は3つある。まずは、フリーランスとして多くの団体に上がるという選択。

「実はファンの皆さんが一番期待しているんじゃないかなと思うのが、フリーですね。それはご期待に応えたい気持ちもありつつ、私は自分のスケジュールを次の日までしか覚えられない女なので、必ず失敗します(笑)。なので、性格上フリーは向いていないような気がします」

 とはいえ、4.29後楽園ではガンバレ☆プロレスでYuuRIと対戦し、5.17新木場では伊藤道場のリングに上がった。

「他団体のリングに上がること自体はすごく好きです。普段の自分では感じられない雰囲気がありますし、リングも違いますし。YuuRIはもともと友達だったので、試合ができたのも嬉しかったですね。(ガン☆プロの)女子の中から団体を代表して、YuuRIが試合をしてくれたと思うので。(伊藤道場では)彩羽匠と初めて二人だけのタッグでしたし、普段とは違う楽しさがありますよね。他団体で戦いたい選手はたくさんいるんですけど、スケジュール管理ができないので……」

 第二の選択肢。団体への所属については……。

「今、引く手あまたなんですよ(笑)。もしどこかに所属するとすれば、林下詩美をどの団体に託すのがいいのか、それが吉と出るか凶と出るかはわからないので、所属はどうしようかな……という感じですね」

 そして第三の選択肢。海外への進出の可能性はあるのだろうか。

「今まで散々『私は海外に行けない』と言ってきたんですよ。英語ができないですし、海外には家族がいないですから。でも、海外遠征にいったときに、英語を話せなくてもなんとかなるんじゃないかと感じましたし、海外で試合をするのもすごく好きなんですよ。できるならまた行きたいと思いますし、マリーゴールドでもSUKEBANに行っている選手をうらやましいと思うくらいです」

 林下の今後は5.23大田区大会が終わってからわかるはずだが、これからの林下はどのような考えでリングに上がっていくのだろうか。

「私は私らしいプロレスを貫いていくと思うんですが、もっとみんなにプロレス自体を見てもらいたいです。私というより、プロレスを。私自身、プロレスがなかったらつまらない人生を送っていたと思いますし、プロレスと出会って人生が変わったので『こんなにすごいものがあるんだよ』というのを見てもらえるよう、戦っていきたいですね。非日常感、プロレスラーの超人性、リング上に立って輝いて、やられても立ち上がる姿というのは心を動かされますし、応援している選手が負ければ悔しいし、勝てば自分のことみたいに嬉しいですし、こんなに感情をたくさん動かされるものはないなと思います。プロレスという素晴らしいものに出会ったのだから、もっともっと広めていきたいです」

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