『あかね噺』が「世界をこじ開けた」 三遊亭竜楽、落語を“RAKUGO”へ…野望語る
五代目円楽一門に所属する落語家・三遊亭竜楽(67)が15日、都内で「文化庁長官表彰と芸歴四十周年を祝う集い」を開催した。開宴前にメディアの取材に応じた竜楽は「落語がRAKUGOになるために頑張ってきた。(漫画の)『あかね噺』のおかげで世界中で落語ブームが起きつつある。国際大会を開きたい」と野望を明かした。

「通過点ではなく、今がスタート。落語の世界大会を開きたい」海外では落語ブーム
五代目円楽一門に所属する落語家・三遊亭竜楽(67)が15日、都内で「文化庁長官表彰と芸歴四十周年を祝う集い」を開催した。開宴前にメディアの取材に応じた竜楽は「落語がRAKUGOになるために頑張ってきた。(漫画の)『あかね噺』のおかげで世界中で落語ブームが起きつつある。国際大会を開きたい」と野望を明かした。(取材・文=渡邉寧久)
欧米や中国など世界65都市で、現地の言語で落語を届けるという海外公演を2008年から続けてきたことが評価され、令和7年度文化庁長官表彰を受けた。過去、桂歌丸さんや林家木久扇も受賞している由緒ある表彰だ。
「大きな団体に所属しているわけでもない。7か国語で落語をしゃべってきた。その多様性が認められたと思う」と受賞を喜び、「励みになっている。通過点ではない。今がスタートです」と今後も海外公演に注力することを誓った。
竜楽の海外公演を、師匠・五代目三遊亭円楽さんも存命中に大いに喜んでいたそうで、「自分の落語会で、弟子の竜楽が海外でやっているんですよ、とよく話してくれました。ご自身も落語界を革新してきた方だから認めてくれていたと思います」としみじみ回想。「海外に行く時は、師匠の写真を持って、記念写真を撮ったりしている。一緒に師匠と旅している気持ちですね」と、今も続く師弟関係を明かした。
「落語をRAKUGOにしたい」という思いで、海外との交渉をほぼ一人でこなしてきた。「前座を連れて行くとお金がかかっちゃうから」という理由で、高座だけでなく旅先での一切を自分一人でマネジメントするという労力を惜しまず、続けて来た。
さらに「15年くらい、爆発的な動きにはならなかったのですが、数年前から旅先の空気が変わってきた。フランスでは、落語はクールな日本文化として受け止められている。自分で翻訳して、着物姿で、古典落語をしゃべる人も増えてきた」と報告する。そのきっかけになったのは週刊少年ジャンプに連載され、現在テレビ朝日系でアニメが放送されている漫画『あかね噺』だ。
竜楽は「落語という言葉が世界語になりつつある。漫画の力がこじ開けてくれた。日本でRAKUGOの世界大会をやりたい。柔道がJUDOになったように、落語もRAKUGOになれる」と時代の変化を読み切り、落語の国際化に期待した。
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