『風、薫る』生田絵梨花「多江のあふれ出てしまう余白を受け取って」 菊池亜希子「学生役?大丈夫?」

NHK連続テレビ小説『風、薫る』で、主人公・りんと直美が通う梅岡看護婦養成所の一期生を演じる生田絵梨花、菊池亜希子、中井友望、木越明、原嶋凛から7日、オフィシャルコメントが到着した。

梅岡看護婦養成所の一期生を演じる生田絵梨花【写真:(C)NHK】
梅岡看護婦養成所の一期生を演じる生田絵梨花【写真:(C)NHK】

看護婦養成所メンバーが思い明かす

 NHK連続テレビ小説『風、薫る』で、主人公・りんと直美が通う梅岡看護婦養成所の一期生を演じる生田絵梨花、菊池亜希子、中井友望、木越明、原嶋凛から7日、オフィシャルコメントが到着した。

『風、薫る』は、2026年度前期のNHK連続テレビ小説。見上愛、上坂樹里らが出演し、明治時代の看護婦たちを描く作品となっている。

 生田は、医者の家系に生まれた優等生気質の玉田多江役を担当。家族内にある事情を抱えながら養成所へ入所する役どころとなる。

 菊池は、同窓生の中で最年長の泉喜代役を演じる。キリスト教を厚く信仰し、静かに同窓生たちを見守る人物として描かれる。

 中井が演じる東雲ゆきは、ナイチンゲールに憧れて女学校から看護婦養成所へ転入した子爵の娘。木越演じる柳田しのぶは、西洋の本で見たナース服に憧れて養成所へやって来る役どころとなる。

 また、原嶋が演じる工藤トメは、青森県出身の裕福な農家の末っ子。家族を亡くした経験をきっかけに看護婦養成所へ入所する。

 出演者のコメントは下記の通り。

○生田絵梨花

――ご自身の役どころについて

「多江は医者の家系で育ち医療に対する情熱や一生懸命さがゆえに、優等生で強い圧を発する言動をしてしまい、入学当初は直美とバチバチで……。『自分は医者になれない』という劣等感を隠すための気の強さなのではないかと想像しています。多江がきついだけの性格に見えてしまわないように気をつけて演じていたら、ある日、喜代役の菊池亜希子さんが『多江自身が多江でいようとがんばっている感じがあふれちゃって、かわいいよね』と言ってくださって、その言葉にとても安心しました。視聴者の皆さんにも多江のあふれ出てしまう余白を受け取ってもらえたらうれしいです」

○菊池亜希子

――ご自身の役どころについて

「喜代は一期生メンバーのなかでずば抜けて年上で、この役をいただいたとき、私自身も『学生役? 大丈夫?』と戸惑いがありました。もちろんいくつになっても挑戦することはできますが、この年齢で学生として学ぶことは令和の時代でも戸惑うくらいなので、明治時代に30代で看護婦養成所に入ってみようと踏み出す勇気は結構なものだったと思います。静かな青い炎を内に秘めている人で、そんな喜代という人間に私も惹かれ勇気をもらっています」

――看護婦という職業について

「現代では看護師という呼び名が定着して、男女問わず活躍する職業になりましたが当時は制服のフォルムもふんわりと柔らかく細やかで思慮深さを求められる女性ならではの職業として確立されました。このドラマで、その誕生の瞬間に立ち会えることをとてもうれしく思います」

○中井友望

――ご自身の役どころについて

「ナイチンゲールへの憧れ一本で、通っていた女学校から看護婦養成所に転入することまでをやってのけるのはゆきの強さだと感じています。どんな仕事でも憧れや理想は絶対に付きまといますが、それを強く持っているからこそゆきはこの先、現実とのギャップに苦しむことになります。看護の仕事に限らず、どんな仕事もそのようなことはあると思うので、仕事をしているすべての視聴者の皆さんに共感してもらえるよう、苦悩を表現できたらと思っています」

――看護婦という職業について

「“当たり前”というのは『これが当たり前じゃないといけない』と動いてくれた人たちが作れることだと思います。人の役に立ちたい、困った人に手を差し伸べたいと、明治時代に看護婦を目指した方たちの思いが今の“当たり前”につながっている。改めてその想いの偉大さを実感しています」

○木越明

――ご自身の役どころについて

「同窓生のみんなが志高く養成所に入所するなかで、しのぶは西洋の本で見たナース服に憧れて養成所にやってきた人です。しのぶは自分に自信がある人間だとは思うのですが、違う価値観を持ってい同窓生たちと出会い、共に生活する中で少しずつ変化していく。『看護婦養成所 一期生』と自覚することが、しのぶの中の成長の一歩なのかもしれないと感じています。同窓生の皆さんが独特なキャラクターのしのぶを自然と受け入れてくれる。出会ったころのシーンを振り返って改めて、皆さん器が大きいなと思っています」

――看護婦という職業について

「明治時代の女性の立場の変化や地位の向上に看護婦という職業が一役かっていることがとても魅力的です。女性の立場が確立されていない時代に“女性らしさ”を使ってできる仕事として看護という仕事が現れたことで、当時の人を少し楽にしたり、選択肢を与えたりしたという事実にとても強い憧れを抱いている自分がいます」

○原嶋凛

――ご自身の役どころについて

「トメも私自身も一期生の中で一番年下というのが共通点です。演出の方などから、トメは裕福な農家出身なので昔からたくさんの人と関わることがあったという設定を聞き、そのなかで生まれたであろう周りを見る力や、人なつっこさのなかに隠れた強さが魅力的な人物だと感じています。思ったことをすぐ口に出したり、感情が顔に出てしまったりするところなども全部ひっくるめてかわいいと思ってもらえるキャラクターを作っていけたらと演じています」

――看護婦という職業について

「看護師という職業が当たり前にある状況で生きてきたので、看護の仕事がシーツを替えたり、換気をしたりするところから始まることにまず驚きました。このドラマで看護婦の誕生を描くことで、看護のお仕事が当たり前にあると思っていた自分自身を見つめなおしながら、工藤トメという役を通じて看護の仕事の始まりを伝えていけたらと思っています」

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