檀れい、共演の中村橋之助を絶賛 父・芝翫との共通点は「懐の大きさを感じました」
明治座の舞台「恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~」が19日、公開初日を迎え、女優の檀れい、中村芝翫の息子で歌舞伎役者の橋之助が合同取材会に応じた。
明治座の舞台「恋、燃ゆる。」公開初日の19日に合同取材会
明治座の舞台「恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~」が19日、公開初日を迎え、女優の檀れい、中村芝翫の息子で歌舞伎役者の橋之助が合同取材会に応じた。
新型コロナウイルス禍のなか、無事公演を迎えたことについて檀は「私たち役者は演じることが楽しみ。演じていなければ自分が生きている実感を感じないですし、演じることで生かされてるなと」と喜びを語った。稽古中もマスクとフェイスシールド着用を余儀なくされていたといい、「一昨日久しぶりに橋之助さんのお顔を見て、こういう表情でお芝居していたのかと。今はとても幸せです」と明かしている。
初共演となった橋之助の印象については「橋之助さんの歌舞伎の舞台は拝見させていただいていた。1か月間一緒にお稽古して、どんなことがあっても前に進むエネルギーがすごくて、とても刺激的でたくさんの可能性の扉を持っている方。これからどんな役者になっていくか楽しみです」と絶賛。共演経験のある父・中村芝翫との共通点を問われると、「あんまり意識しなかったですが、ドンと構えていて懐の大きさを感じました。それは芝翫さん譲りですかね」と口にしている。
一方、この日の朝に父から電話があったという橋之助は「檀さんと共演するから特別気を付けなさいと言われたことはなかったが、『お前が全力で腕を振って直球のストレートを投げても受け止めてくれるから』とは言われましたね」と父子の会話を紹介。「稽古場で悩むときは檀さんがいつも声を掛けてくださって。技術的にも勉強させていただきましたし……大好きです」との突然の告白に、檀が「あ、ありがとうございます」と戸惑う場面も見られた。