31歳・奈々未、結婚を機に変化した発信内容 SNSでの手料理投稿が話題→書籍化決定「まさか」

モデルやタレントとして幅広く活動を続ける奈々未(31)が、5月1日に初のレシピ本『私にやさしい日々ごはん』(扶桑社)を発売した。「#nanamiごはん」のハッシュタグでインスタグラムに投稿する食卓の様子は、どれも家庭的で温かみを感じるものばかりだ。これまでは美容にまつわる発信などが大半を占めていた彼女が、なぜレシピ本の発売に至ったのだろうか。年齢を重ねたことで変化していったライフスタイルについて話を聞いた。

初のレシピ本を発売した奈々未【写真:増田美咲】
初のレシピ本を発売した奈々未【写真:増田美咲】

5月1日に初のレシピ本『私にやさしい日々ごはん』を発売

 モデルやタレントとして幅広く活動を続ける奈々未(31)が、5月1日に初のレシピ本『私にやさしい日々ごはん』(扶桑社)を発売した。「#nanamiごはん」のハッシュタグでインスタグラムに投稿する食卓の様子は、どれも家庭的で温かみを感じるものばかりだ。これまでは美容にまつわる発信などが大半を占めていた彼女が、なぜレシピ本の発売に至ったのだろうか。年齢を重ねたことで変化していったライフスタイルについて話を聞いた。(取材・文=中村彰洋)

――料理の発信を始めたきっかけを教えてください。

「2022年に結婚してから、生活の中で料理を作る機会が増えたことがきっかけでした。当初はただSNSに投稿していただけでしたが、たくさんの反応をいただけるようになったこともあって、自分の食事記録の意味も兼ねて料理アカウントを作ることにしました。最初は特に何も考えず、自分が献立に困った時に見返せればいいかなという感覚でしたが、続けていくうちに、品数を多めにしたり、画面いっぱいに料理が広がるような写真を投稿することを意識するようになっていきました」

――ご結婚されるまでも料理をすることは多かったのでしょうか。

「小さい頃からお手伝いすることも多かったです。小学校の時は料理クラブに入っていたぐらい好きでした。それに、私は単純に食べることがとても好きなので、『食』は人生の楽しみの時間の大部分を占めています。なので、自然と作ることも好きになっていきました。でも、20代の頃は一人分を作ることが難しかったり、仕事が終わったら出掛けることも多かったので、外食中心で家でご飯を食べるという習慣があまりありませんでした」

――確かにご結婚されるまで、料理に関する発信をされているイメージがありませんでした。

「そうですよね(笑)。投稿しても数か月に1回ぐらいでした」

――今回、レシピ本発売に至った経緯を教えてください。

「料理の投稿を少しずつ見てくださる方が増えて、徐々に私に料理のイメージがついてきたことで、お声がけいただけました。最初は自分の趣味のつもりでしたが、やっていくうちに、味付けなどへのこだわりよりも、料理に対する思いのようなものが強くなっていきました。そういった自分なりのこだわりを発信していくうちに、参考にしてくださる方が増えてきて、だんだんと『お仕事につながったらいいなぁ』といった感情も芽生えてきました。でも、あまりそこに意識を持っていきすぎるのも違うのかなと思いながら、あくまで生活の一部としての発信を続けていたら、結果的にそれを目に留めていただけました」

――このタイミングとは思っていなかったにせよ、いつかはレシピ本を出すことは目標にされていたんですね。

「私自身もレシピ本を見るのが好きだったので、『いつか自分も出せたらいいな』とは思っていました。本当に今回はまさかというタイミングだったので、すごくうれしかったです」

――ご家庭の味はやはり旦那さんの好みなども反映されているのでしょうか。

「今回レシピを書き起こした時に、確かに旦那の好きな味の方向に偏りがちだなとは思いました(笑)。卵焼きも甘い派としょっぱい派に分かれると思いますが、うちは完全に甘い派なんです。全体的にちょっと甘めの味付けが自然と多くなっているかもしれません。やっぱり料理って、自分の好みよりも食べてくれる人の好みに合わせがちなので、そこは影響されていると思います」

――夫のAKUNさんのお父さまはトルコのご出身ですが、トルコ料理の影響を受けたりはされていますか。

「それが全然ないんです。トルコって本当にスパイス料理が多くとても複雑で、私はスパイスをまだ扱い切れてないんです。旦那はカレーをスパイスから作る人なので、そっちのジャンルはいつも任せっきりにしています。でも、いつかはチャレンジしてみたいです」

――その時は旦那さんが先生になるということですね。

「そうなるかもしれないですね。でも絶対に越したいです(笑)」

「やりたいなと思うことはたくさんあるので、なんでも挑戦していきたいです」と語った【写真:増田美咲】
「やりたいなと思うことはたくさんあるので、なんでも挑戦していきたいです」と語った【写真:増田美咲】

最も自信にある料理は「角煮」

――レシピ本の表紙には角煮を使われていますが、なぜこの料理にされたのでしょうか。

「私にとって気楽に作れるジャンルが和食なんです。どちらかというと洋食の方が、作るのに気合いがいる感覚です。昔から和食を作る回数が多かったので、得意なジャンルも和食。皆さんが普段の生活で口にすることが多いのも和食だと思いますし、日常のご飯の参考になればいいなという思いがあったので、表紙も温かみのある和食にしました」

――幼少期から親しんだ料理なども紹介されているのでしょうか。

「チキンのトマト煮込みは、昔から親しんでいた味で、作り方は母から教わりました。そこから、自分なりにアレンジしたレシピを掲載しています。でも、それが母の代表的な料理というわけではないです(笑)」

――この中で一番自信のある料理はどれになりますか。

「難しいですが、やっぱり表紙の角煮が試行錯誤の末にたどり着いたメニューなので、これを推したいです。初めて作った時にはお肉が硬くなってしまいました。1度失敗すると、苦手意識で遠ざけちゃいますし、わざわざ豚バラブロックを買うこともなかったんですけど、やっぱりおいしく作りたいなと思って、何回もチャレンジした末に、おいしく作れるようになりました。味付けも若干甘めになっていて、一番研究したのが角煮だと思います。自分の成長が見える料理です」

――料理を本格的に日常に取り入れるようになって、何か変化はありましたか。

「外食もすごく好きですが、自分で買った食材で作った家のご飯を食べる回数が増えたことで、体が元気になった感覚があります。それはめちゃくちゃ変わったことだと思っています。単純に風邪もひかなくなったし、太りづらくもなりました。肌もきれいになったり、『こんなに変わるんだ』と、とても感じています。本の中でも書いていますが、料理をしていく中で、どこかに旅行に行った時に、調味料やお皿を選ぶ楽しさも増えました。料理が自分の生活の根本を良い方向に変えてくれたと思っています」

――今後もSNSで料理の発信を続けるかとは思いますが、今回レシピ本を出したことでハードルが上がってしまう感覚などはありませんか。

「あります(笑)。料理って好みがあるので、私の味付けが合わない人ももちろんいると思います。でも私の中では、レシピはもちろんですが、『読んでくれた方の料理へのハードルを少しでも下げることができたら』という思いが強かったんです。なので、それが伝わってくれるといいなと思っています。特別ではない日の日常のご飯が大事だと思っているので、もちろん気合いの入ったご飯もたまには作りたいですが、そういった日々のご飯のバリエーションをもっと増やしていきたいです」

――今回、料理という新たな一面を仕事にすることができたかと思います。今後も何か新しい挑戦などを考えたりされていますか。

「美容もすごく好きなので、何か商品を作りたいなと思うこともありますし、料理本を出させてもらえたので、料理のお仕事の幅がもっと広がったらいいなとも思っています。やりたいなと思うことはたくさんあるので、なんでも挑戦していきたいです」

□奈々未(ななみ)1994年10月17日、東京都出身。モデル、タレントとして幅広く活動。美容への関心も高く、アイデザイナーの資格を持つ。近年は旅行や料理などライフスタイルにまつわる発信に力を入れており、2026年5月1日には初のレシピ本『私にやさしい日々ごはん』(扶桑社)を発売した。

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