飯尾和樹、共演者に感じたリアリティ 岡田将生&染谷翔太に驚嘆「柔らかい人たちなのに…」

お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹が出演するTBS系連続ドラマ『田鎖ブラザーズ』(金曜午後10時)の第3話が1日、放送される。第2話のラストでの思いがけない登場が反響を呼んだ、飯尾のオフィシャルインタビューが届いた。

謎のノンフィクション作家・津田雄二役の飯尾和樹【写真:(C)TBSスパークル/TBS】
謎のノンフィクション作家・津田雄二役の飯尾和樹【写真:(C)TBSスパークル/TBS】

信頼のタッグで挑む新たな役どころ

 お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹が出演するTBS系連続ドラマ『田鎖ブラザーズ』(金曜午後10時)の第3話が1日、放送される。第2話のラストでの思いがけない登場が反響を呼んだ、飯尾のオフィシャルインタビューが届いた。

 本作は、2010年4月27日に殺人罪などの公訴時効が廃止されたわずか2日前に両親殺害事件の時効を迎えた田鎖真(岡田将生)と田鎖稔(染谷)による“田鎖ブラザーズ”が、法ではもう裁けない犯人を自分たちの手で裁くべく警察官となり、事件の真相を追い続ける完全オリジナルのクライムサスペンスだ。

 映画『ラストマイル』や、ドラマ『Nのために』『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』など、クライムサスペンスの名手としてドラマファンから圧倒的な支持を受ける新井順子プロデューサーが手掛ける。

 そんな新井氏の作品で常連ともいえる飯尾は、本作で田鎖ブラザーズが行方を追っている、謎のノンフィクション作家・津田雄二役を演じている。役への向き合い方や作品の印象、共演者とのエピソード、そして撮影の裏側まで語った。

 飯尾はオファーを受けた当時を振り返り、「『アンナチュラル』でご一緒していた新井さんからのお話だったので、出演に迷いはなかった」と明かす。どんな役なのかと楽しみにしていた一方で、実際に提示された津田というキャラクターは「なかなか悲しい人生を送る人物」だったという。

 新井プロデューサーの作品への参加は今回で4作目。飯尾は新井プロデューサーの人柄について、「とても話しやすくて気さくな方。あれだけ仕事ができるのに、とっつきやすい」と信頼を寄せる。演じる津田について新井プロデューサーから「悲しい人です」と伝えられ、その言葉を軸に人物像を膨らませていった。

真と稔の父・田鎖朔太郎(和田正人)に話を聞こうとしていた津田【写真:(C)TBSスパークル/TBS】
真と稔の父・田鎖朔太郎(和田正人)に話を聞こうとしていた津田【写真:(C)TBSスパークル/TBS】

物語への共感と、津田という人物へのアプローチ

 脚本については、「本当に面白いなと思ったんですけど、同時に嫌な話だなとも感じました」と率直な感想を口にする。主人公の兄弟については、「もし自分が同じ立場だったら、どうしてそうなったのか、誰がやったのかを、自分の手で突き止めたいと思う」と、その選択に理解を示す。

 一方で、「当時は時効というものがあったと考えると、いろいろと思うところはありますよね」と時代背景にも思いを巡らせ、「だからこそ、ああいう思いに至るのも無理はないのかなとも思いました」と語る。さらに、「あの年齢だったら、追求できる立場を目指すこともできますし、そういう選択に至る気持ちも分かる気がします」と重ねた。

 役づくりに関しては、津田が置かれている状況を意識したという。しかし、津田がある出来事から逃げるシーンで、リハーサルで思わず勢いよく動いてしまい、その様子を見ていたマネージャーから「もう少し人物の状態を意識したほうがいいですよ」と指摘を受けてハッとしたという。「リハーサルで気づけて良かった」と話す。津田という人物が歩む人生を理解するにあたり「自分が経験したことのない状況だからこそ、想像するしかなかった」と語る。

芝居のギャップに驚き「いつ切り替えたんだろう」

 岡田と染谷の印象を尋ねると、「もっと話をしてみたかったと思うくらい、柔らかい雰囲気を持っている」と振り返る。

 そんな2人の芝居について、目を閉じていても情景が浮かぶほどのリアリティだったという。「とてもリアルで、どんな顔をしているのかなと画が浮かぶんですよね。切なさや歯がゆさがあって、すごいなと思いました」と感嘆。「ラジオドラマのようにやりとりを聞いていたのですが、それだけでも面白かったです」と、その演技力に引き込まれた様子を明かす。

 一方で、「(カメラが)回っていない時は柔らかい人たちなのに、そこからあの演技になるのでびっくりしました。いつ切り替えたんだろうと思いながら見ていました」と、そのギャップにも驚かされたという。

 さらに、辛島ふみ役の仙道敦子についても、「直前までニコニコと話しているのに、本番になると役になっていて、本当に役者さんはすごいなと」と感心しきり。「仙道さんの切ない表情に引き込まれて、自分も自然と役に入れた」と振り返る。

 そうした撮影現場について、「切ない物語ではあるんですけど、撮影現場は明るいんです」と印象を明かし、「そうじゃないと気持ちが張りつめてしまうから」と、物語のトーンとは対照的な現場の空気感を明かした。

特殊メイクで感じた“リアル”と新鮮な体験

 撮影の裏側で印象に残っているというのが、特殊メイクだ。これまで長時間のスタンバイを経験することが少なかった飯尾にとって、1時間ほどかけて施されるメイクは新鮮な体験だったという。「メイクさんは明るいのに、こんな悲惨な顔を作るんだなと(笑)」と振り返る。

 完成した姿を見た時には、「こういう人生にならないように頑張ろうと思いました」と語るほど、外傷がリアルに再現されていた。「この姿で外に出る時は、顔をちょっと隠しながら(笑)」と明かした。

津田という人物について

 津田という人物については、「きっと人生の分岐点となるチャンスが何度かあったはず」とし、「反面教師として見てほしい」と呼びかける。

「面白いけれど嫌な物語」と作品の魅力にも触れながら、「いろいろな立場の人が出てきます。自分だったらどうするんだろうと思いながら見ていただけたら」と視聴者へメッセージを送った。

次のページへ (2/2) 【写真】「えっ もう津田でてきた」 第2話ラスト衝撃を呼んだ飯尾和樹、第3話の出演シーン
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