ガンダムを大量生産したら圧勝では…? ジムが量産された理由とは

日本の人気アニメとして昭和から現在まで続くTVアニメ「ガンダム」シリーズの最新作といえば、2025年に放送された『機動戦士Gundam GquuuuuuX(ジークアクス)』が記憶に新しいだろう。シリーズ1作目『機動戦士ガンダム』のパラレルワールドという設定だったため、ジークアクスの視聴後に、改めてファーストガンダムを見た人も少なくないようだ。

ガンダムが量産できない理由とは【写真:Christopher Jue/アフロ】
ガンダムが量産できない理由とは【写真:Christopher Jue/アフロ】

ガンダムは量産できない?

 日本の人気アニメとして昭和から現在まで続くTVアニメ「ガンダム」シリーズの最新作といえば、2025年に放送された『機動戦士Gundam GquuuuuuX(ジークアクス)』が記憶に新しいだろう。シリーズ1作目『機動戦士ガンダム』のパラレルワールドという設定だったため、ジークアクスの視聴後に、改めてファーストガンダムを見た人も少なくないようだ。

 地球連邦軍とジオン公国軍による「一年戦争」を描いたファーストガンダムといえば、主人公のアムロ・レイが搭乗した「ガンダム」の大活躍によってジオン軍に勝利するわけだが、視聴者のなかには「ガンダムを量産すれば余裕で勝てたのでは?」と思った人もいるだろう。筆者もそう思った視聴者のひとりだが、のちにそれが実現できない大きな理由があることを知る。

 それは「コスト」の問題で、ガンダムを生産するためにはジオン軍の代表機「ザクII」の7倍のコストがかかるそうだ。大きなコストが足かせになるため、地球連邦軍はガンダムの量産を断念し、次いで「ガンダムの低コスト化」を図り、そこで誕生したのが「ジム」。ジムといえば、連邦軍の量産機として有名なMSで、ジオン軍の“やられ役”ザクIIと比較されることも多く、「性能が低い機体」というイメージを抱いている人もいるだろうが、決してそうではない。

 まずジムを開発する際、ガンダムをベースに「(脱出装置のような仕組み)コア・ブロック・システムの排除」「装甲材の変更」「簡易ビーム・ライフル『ビーム・スプレーガン』の採用」などを実現。そして、ガンダムにかかるコストの5分の1でジムの開発に成功する。カタログスペックにおいては、ザクIIや「リック・ドム」よりも上回っており、センサー有効半径や軽量性はガンダムよりも優れていた。

 そして、大きく活躍したのはジオン軍との終盤戦であるア・バオア・クーでの戦いで、簡易MS「ボール」とともに大量に投入され、集団戦法という“数の力”で勝利に貢献。MSはその性能や強さに注目しがちだが、ジムのように量産機の存在も戦いにおいて重要なポイントであることを知った回でもあった。

 ガンダムの影に隠れながらも連邦軍の勝利に欠かせなかったジム。ジムだけでなく、あらゆるタイトルのMSの開発背景を知れば、より「ガンダム」シリーズに対する面白さの深みが増すに違いない。

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