東方神起、海外アーティスト最多3度目の日産スタジアムで20周年ライブ「最後かもという思いで」…13万人に刻んだ31曲【ライブレポ】
韓国人デュオの東方神起が25日、26日の両日、神奈川・日産スタジアムで日本デビュー20周年記念のスペシャルライブ『東方神起 20th Anniversary LIVE IN NISSAN STADIUM ~RED OCEAN~』を開催し、計約13万人を動員した。2人による同スタジアムでの公演は、約8年ぶり3度目。自身で持つ海外アーティスト最多を更新した。東方神起とBigeast(ビギスト、日本の東方神起ファンネーム)にとって、思い入れのある会場。ここでは、約3時間30分で全31曲を披露した26日の模様をレポートする。

2018年以来で記録更新
韓国人デュオの東方神起が25日、26日の両日、神奈川・日産スタジアムで日本デビュー20周年記念のスペシャルライブ『東方神起 20th Anniversary LIVE IN NISSAN STADIUM ~RED OCEAN~』を開催し、計約13万人を動員した。2人による同スタジアムでの公演は、約8年ぶり3度目。自身で持つ海外アーティスト最多を更新した。東方神起とBigeast(ビギスト、日本の東方神起ファンネーム)にとって、思い入れのある会場。ここでは、約3時間30分で全31曲を披露した26日の模様をレポートする。(取材・文=近藤加奈子)
幕開けの楽曲は、バラードの『Small Talk』だった。素のユンホとチャンミンを感じさせるシンプルな演出に、Bigeastは一気に引き込まれた。続いて2018年の日産スタジアム公演での伝説的なオープニングを彷彿とさせる演出で『Reboot』をパフォーマンス。天井から再登場してそろってマントを取ると、会場は大歓声に包まれた。そして、ムービングステージに移動すると2人はこう叫んだ。
ユンホ「皆さんも楽しんでくれますか。Are you ready!」
チャンミン「今日、気合い入ってますか。盛り上がっていこう!」
この掛け声で6.5万人のBigeastは団結。2人は炎が噴き出す前で、『Why?[Keep Your Head Down]』を歌い、踊った。『Spinning』では回転するサブステージで、ダンサーとエネルギッシュなパフォーマンスを披露。全方位に色気とパッションを振りまいた。続けて夕暮れの中、『One and Only One』を歌唱。そして、『Time Works Wonders』『明日は来るから』とバラード曲を立て続けに披露した。
MCでは、日産スタジアムに再び立てた喜びをかみしめた。
チャンミン「実は密かに『また、日産スタジアムに立ちたいな』と思っていたんですけど、それがかなって夢のようです」
ユンホ「昨年リリースした『月の裏で会いましょう』っていう曲のジャケットは、当時はまだ決まってなかった日産スタジアムに立てることを願って描いてもらったイラストなんです。だから、夢が実現したんです。願いはかなう!」
その後、18年の日産スタジアム公演を映像で振り返った。ワイヤーで吊るされながら空中を移動する演出を見たチャンミンは「もう、絶対やらない。冗談ですけど(笑)」と言い、当時を懐かしんだ。ユンホは「20年ってすごいことですよね。人生の半分以上を皆さんと一緒にいるんですけど、そんな長い時間をともにしてきたら、この曲を歌いたくなりますよね」と伝え、日本デビュー20周年を記念した映画『IDENTITY』の主題歌『IDENTITY』を初披露した。同曲は大切な人々と壁を乗り越えて築いた絆こそが、「自分らしさ(IDENTITY)」であり、“帰る場所”であるというメッセージが込められている。
そして、『Road』の後に08年リリースの『どうして君を好きになってしまったんだろう?』を歌唱。切ないメロディーと美しいアカペラをスタジアムに響かせ、感動を誘った。
空はすっかり暗くなり、火花やド派手なLEDを多用した演出で、『Survivor』『High time』『Hot Hot Hot』とアップテンポなダンスナンバーをパフォーマンス。Bigeastをあおり続けた。

2人でステージを全力疾走
東方神起を象徴するダンスナンバー『Rising Sun』では、公演名「RED OCEAN」のごとく、会場は炎と赤いペンライトの海になった。それを前に2人はハードなパフォーマンスを繰り広げ、この熱量を引き継ぎながら『“O” -正・反・合』をドロップ。最後は『PROUD』をしっとりと歌い上げ、ライブ本編は終了した。
アンコールに登場した2人は『MAXIMUM』を歌唱。ユンホが「次、歌う曲は日産スタジアムを思い浮かべながらレコーディングしました」と伝え、『月の裏で会いましょう』を披露。Bigeastを笑顔にさせた。そして、アニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマ『Share the world -RED OCEAN Ver.-』『ウィーアー!』では、同アニメに登場するゴーイング・メリー号とサウザンド・サニー号を模したフロートが登場。2人が、それぞれフロートに乗り込み「さあ、みんなで行こう!」と呼びかけると、Bigeastも拳をあげ、心を一つにした。
夏を感じさせるアッパーチューンの『OCEAN』では、Bigeastがタオルの代わりにペンライトを回し、ボルテージは最高潮に。東方神起ライブの定番曲『Somebody To Love』では、たくさんの花火が上がると同時に外周350メートルのステージを2人で全力疾走。その姿に客席から大歓声が上がり、最後はバラード曲の『時ヲ止メテ』で感動的なフィナーレを迎えた。
20年間、限りなく日本の音楽に寄り添い続けてきた東方神起。2人はこの2日間で新たな歴史を刻み、今日27日から21周年の第一歩を踏み出した。
<最後のMC>
チャンミン「3度目の日産スタジアムに立てるって、1年前までは本当に思ってなかったんです。夢がかなっちゃうと、うれしい気持ちがあるけど、むなしい気持ちがちょっとあるんです。『また、日産スタジアムでライブを開催できるといいな』と思っています。でも、日産スタジアムという素敵な場所に立てるのは、今回が最後かもしれない。そういう思いで、今回のライブの準備をしたんです。皆さんのおかげで夢がかなってうれしかったし、皆さんがいてアーティストの僕たちが存在すると思います。本当にありがとうございました」
ユンホ「最初はライブハウスで皆さんに出会って、すごく頑張ってホール、武道館、アリーナ、ドーム、そして、日産スタジアムに来れました。毎回日産スタジアムに立つと、すごくいい思い出しかないんです。最高の時間をここにいる皆さんと過ごせたので、僕の悔いはありません。次、会う時はさらにハッピーな顔でお互い『おかえり』って言えるとうれしいです。今日は本当に幸せな時間でした。ありがとうございました」
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