黒木メイサ、11年ぶり連ドラ単独主演 刑事役で3か月トレーニング「自然に体を動かせるように」

俳優の黒木メイサが、Huluオリジナル連続ドラマ『八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-』で主演を務めることが21日に発表された。2026年7月24日から独占配信される本作で、黒木は15年放送のNHK『デザイナーベイビー~速水刑事、産休前の難事件~』以来、11年ぶりに連続ドラマ単独主演を飾る。

黒木メイサがHuluオリジナル連ドラ『八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-』で主演を務める【写真:(C)HJホールディングス】
黒木メイサがHuluオリジナル連ドラ『八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-』で主演を務める【写真:(C)HJホールディングス】

深町秋生氏の人気小説をHuluで連続ドラマ化

 俳優の黒木メイサが、Huluオリジナル連続ドラマ『八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-』で主演を務めることが21日に発表された。2026年7月24日から独占配信される本作で、黒木は15年放送のNHK『デザイナーベイビー~速水刑事、産休前の難事件~』以来、11年ぶりに連続ドラマ単独主演を飾る。


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 本作は、2014年公開の映画『渇き。』の原作『果てしなき渇き』や、22年に映画化された『ヘルドッグス』シリーズなどで知られる作家・深町秋生氏による警察小説『組織犯罪対策課 八神瑛子』シリーズを原作とした作品。11年刊行の『アウトバーン』から始まり、累計発行部数50万部を超える人気シリーズで、東京・上野を舞台に多種多様な文化が交錯する中、組織犯罪に立ち向かう刑事の姿を描く。

 黒木が演じるのは、上野中央署の組織犯罪対策課に所属する“マル暴”の女刑事・八神瑛子。暴力も辞さずヤクザや中国マフィアとも手を結ぶ危険な存在でありながら、警察組織内で一定の評価を得る人物という。自死として処理されたフリーライターの夫の死に疑念を抱き、その真相を追う中で、亡くした我が子への思いとともに復讐へと突き進んでいく姿が描かれる。仲間の死や裏切り、陰謀が絡み合う中で明らかになる“驚愕の真相”が見どころとなる。

 さらに、本作ではアクションシーンも大きな注目ポイントとなる。黒木は約3か月のトレーニングを経てスタントなしで撮影に臨み、主人公の内面を反映した迫力あるアクションを披露している。

喜びと同時に「プレッシャーも感じました」

 黒木のコメントは下記の通り。

――人気警察小説『組織犯罪対策課 八神瑛子』実写化のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「多くの方に愛されてきた作品なので、最初にお話をいただいた時は素直にとても嬉しかったです。同時に、『八神瑛子』という強く魅力的なキャラクターを自分が演じることへのプレッシャーも感じました。原作やこれまでの作品を大切にされてきたファンの皆さんの期待に応えられるよう、そして新しい八神瑛子像をお届けできるよう、挑みたいと思いました」

――ご自身との比較で、八神瑛子というキャラクターについて教えてください。

「八神瑛子はとても強い信念を持って組織犯罪に立ち向かう人物です。状況を俯瞰して判断する力や、危険な場面でも一歩踏み出す覚悟は、私自身にはまだ足りない部分だと思います。ただ、誰かを守りたいという思い、仕事に対して真摯に向き合う姿勢には共感する部分も多く、少しずつ彼女の強さに近づいていけたらと思いながら演じさせていただきました」

――黒木さんから見た物語の印象、見どころを教えてください。

「八神瑛子という人物は、組織犯罪という巨大な闇に一人の刑事として真っ直ぐ立ち向かっていく女性です。強さだけではなく、孤独や葛藤も抱えながら進んでいく姿が、この物語の大きな見どころだと思います。スリリングな捜査やアクションだけでなく、登場人物の信念や葛藤が丁寧に描かれていること、瑛子が組織犯罪という大きな闇に立ち向かう中で、人として何を守るのか、正義とは何か……誰が味方か、登場人物それぞれの思惑が交差していく心理戦も最後まで目が離せない作品になっていると思います」

――約3か月間のアクショントレーニングをされたと聞きました。トレーニングを経た成果、撮影に生かせた点があれば教えてください。

「トレーニングを重ねたことで、アクションシーンでもキャラクターとして自然に体を動かせるようになり、八神瑛子の強さや説得力を表現する上で大きな助けになったと思います。アクションシーンではカットを細かく割る事も多いですが、瑛子がクラブに乗り込むシーンのアクションは通しワンカット、1発OK、嬉しかったです。笑」

――視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

「八神瑛子というキャラクターがどのように事件と向き合い、どんな決断をしていくのか、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。スタッフ・キャスト一同、心を込めて作り上げていますので、ぜひ最後まで見届けてください」

原作・深町氏「『八神瑛子』シリーズには特別な思い入れがある」

 原作・深町氏のコメントは下記の通り。

――『組織犯罪対策課 八神瑛子』のドラマ化にあたってのご期待をお聞かせください。

「『八神瑛子』シリーズには特別な思い入れがあります。作家としてまったく食えておらず、なんならこのまま文壇から消えかけていたところをこの作品に救ってもらいました。今回は同シリーズの1~3作目の三部作が連続ドラマという形でたっぷり描かれていることもあり、瑛子を中心とした登場人物たちの使命と躍動を一視聴者として愉しみに拝見したいと思っております」

――撮影の雰囲気について、現場で感じられたことや印象に残っていることなど教えてください。

「撮影見学というのはとにかく緊張するもので、なにしろ人様の仕事場にお邪魔するわけですから、いつも借りてきた猫のように隅で固まっております。ですが、今回の撮影の雰囲気は和やかだったこともあり、緊張が解れていった覚えがあります。セットの署長室の立派な椅子に座らせていただき、大物になったような気分にもなりました(笑)。ちなみにカメラマンさんから本格的に写真を何枚か撮ってもらったのですが、その写真は指名手配犯のポスターに使われると聞いております。どんな罪状を着せられて写っているのか、それともボツになったのか、ひじょうに個人的なことですが、そのあたりも楽しみにしております」

――八神瑛子という女刑事の役を黒木メイサさんが演じられることについて。

「黒木メイサさんといえば、やはりクールかつ激情を秘めた女性の役のイメージがあります。八神瑛子もまさにそういう女性刑事です。書評家の杉江松恋さんが、八神瑛子シリーズ1の『アウトバーン』が刊行されたとき、こんな言葉をオビに寄せてくれました。“彼女の魂は硬く握り締められた拳の中にある。2011年度、最もぶん殴られたいヒロイン決定。”まさに八神瑛子を演じるのにふさわしい俳優ではないかと思っております。“最もぶん殴られたいヒロイン”を演じるのはこの方しかいないのではと」

――実写化を楽しみにしているファンの皆さまへのメッセージをお願いします。

「悲しみと怒りを燃料として疾走する女性刑事が、腐敗した巨大組織に鉄拳を浴びせる物語です。そのためなら非情で手段も選びません。鉄をも溶かすような熱い炎の輝きや美しさにご注目ください。きっと魅了されるはずです。ご期待ください。私も期待しております」

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