元NHKアナ宮本隆治、70歳で“YouTuber”デビュー 背中を押したのは大物女性歌手

「中1の通信簿に『好奇心旺盛過ぎる』と書かれました」

 宮本が縁遠いと感じていたYouTubeだが、「歌手の方々は、今、待っているだけでなく、自分から発信するという前向きな姿勢でいます。これは私も司会者として何かできるのでは!」と刺激を受けたという。

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 自身のYouTubeでは、アナウンサーとして言葉の診断や朗読などのほか「歌手の方の楽屋などにお邪魔しカバンの中身や7つ道具などを見せてもらう企画『ごめんなすって!宮本隆治です』とか、あとは料理動画も。私、NHK時代には『きょうの料理』も担当していましたし、父が料理好きで影響を受け、子供の頃からいろいろ作っていました。にんにくチャーハン、たこ焼き、こだわりの梅干しづくり。包丁とぎから皿洗いまで。47都道府県、全部周り、いろんな料理を見てきましたので」と紹介した。自身の名前の付いた「キュウリのりゅーちゃん」という漬物も登場する予定という。宮本は家族や親しい友人には「男おばさんと呼ばれています」と笑った。

 他にもラテンダンス、乗馬、200本ある万年筆など多趣味な70年の人生を見ることができそうだ。宮本は「中1の通信簿に『好奇心旺盛過ぎる』と書かれました。公文書に書かれましたので」と笑った。

 最後は「YouTubeでは専門性で皆さん勝負していますよね。例えば鉄道企画とか……僕の場合はどれに絞ってよいものか、考案中です」としながらも「やるからには、楽しく、家族の絆が深まるようなYouTubeを目指したいです。たとえば昔は、歌は家族みんな同じ曲が歌えました。梅干しはなぜ、この時期に漬けないといけないのか、なぜ毎年漬け続けなければいけないのかとか、料理にはちゃんとした根拠がありますので、いい意味で、さらっとした、おせっかいができればいいかなと思います」と語った。

 これまで司会者として周囲を楽しませることに力を入れてきたが、YouTubeでは自分自身をおもしろがってもらうことになる。これから司会者からエンターテイナーへ「変化」を続ける。

次のページへ (3/3) 【写真】YouTubeを始める宮本隆治のおちゃめな姿
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