乃木坂46梅澤美波、涙の卒コン「生まれ変わっても3代目キャプテンに」 明かした本音と誇り【ライブレポ】

アイドルグループ・乃木坂46が19日から21日の3日間、デビュー14周年を記念するライブ「14th YEAR BIRTHDAY LIVE」を東京ドームで開催した。21日の公演では、2016年9月に3期生として加入した3代目キャプテン・梅澤美波の卒業コンサートを実施。9年8か月の「愛と感謝」を思い残すことなくパフォーマンスとして届けた。

東京ドームで開催【写真:(C)乃木坂46LLC】
東京ドームで開催【写真:(C)乃木坂46LLC】

3期生として加入し、9年8か月在籍

 アイドルグループ・乃木坂46が19日から21日の3日間、デビュー14周年を記念するライブ「14th YEAR BIRTHDAY LIVE」を東京ドームで開催した。21日の公演では、2016年9月に3期生として加入した3代目キャプテン・梅澤美波の卒業コンサートを実施。9年8か月の「愛と感謝」を思い残すことなくパフォーマンスとして届けた。(取材・文=星川莉那)

 水色と青色のサイリウムで埋め尽くされた東京ドーム。梅澤は天井から気球に乗って登場した。胸を打つ光景に早くも目に涙を浮かべた。だが、グッとこらえて初センター曲『空扉』を歌い切った。メンバーが待つステージに降り立つと、『孤独な青空』を歌唱した。

「もっと声出せるか~!」。あおりながら花道を駆け抜けると、「一番好きな楽曲」の『狼に口笛を』、表題曲で初フロントを務めた『僕は僕を好きになる』など思い出深い楽曲を次々と披露した。

 MCに移り梅澤は“お色直し”へ。その間、小川彩が梅澤との思い出を語った。会場が温かな空気になると、梅澤は加入当初に着用していたグレーの制服姿で再登場。初めて参加したバースデーライブで披露した『ハルジオンが咲く頃』を6期生と堂々パフォーマンス。初めてポジションをもらった『新しい世界』ではしっとり歌い上げた。そして、初選抜メンバー入りの『ジコチューで行こう!』で大いに盛り上げた。この楽曲の見どころ、間奏の“だるまさんが転んだ”ダンスでは井上和と熱いハグ。ドームに歓喜の声が響いた。

 梅澤がVTRで、この3曲を「どの初めても忘れられない初めてだった」と振り返り、次のコーナーは「強く記憶に残る楽曲」が続くと紹介された。1曲目は、筒井あやめ、奥田いろは、鈴木佑捺と『失恋お掃除人』で一夜限りの“梅澤軍団”を結成。軍団長として後輩3人に、乃木坂46の輝かしい未来をたくした。その後、出演した映画『映像研には手を出すな!』の主題歌『ファンタスティック3色パン』を賀喜遥香、小川と披露。恒例企画の“メロメロセリフ”に挑戦し、ファンのハートをより一層つかんだ。

 以前のライブで「“大きいユニット”を作る」と誓っており、高身長メンバーを集めた『悪い成分』をキレッキレのダンスでクールに決めた。『踏んでしまった』での炎を使った迫力ある演出から、田村真佑と弓木奈於との『急斜面』で、一気にムードチェンジ。音が一切消えた中、ゆっくりと歩み寄った遠藤さくらとの『歩道橋』では、しなやかなパフォーマンスで観客を2人の世界観に引き込んだ。

 2回目のMCでは、同じ3期生の伊藤理々杏、岩本蓮加、吉田綾乃が仲良しトークを展開した。梅澤が花道の中央から1人で登場すると、『失いたくないから』を優しい歌声で魅了。卒業メンバーとの懐かしい写真が流れ、各期のコラボコーナーに移った。6期生とは『タイムリミット片想い』、5期生との『泣いたっていいじゃないか?』では、それぞれをイメージした花を手渡す一幕もあった。4期生とはライブの定番曲『日常』、苦楽をともにした同期とは『世界はここにある』で伸びのある歌声を響かせた。そして、3期生初の楽曲『三番目の風』では、4人でこの日の“最大瞬間風速”をなびかせた。

 キャプテンとして奔走する梅澤の映像も流れた。メンバー全員で円陣を組んだ後、『人はなぜ走るのか?』は勢いそのままにパフォーマンス。そこから怒とうの人気楽曲“祭り”。グループの代表曲でもある『インフルエンサー』、『帰り道は遠回りしたくなる』、『シンクロニシティ』と続き、会場のボルテージは最高潮に達した。

 梅澤は「これが愛してきた乃木坂46です。この道に導いてくれた先輩方に感謝です。いつの時代の乃木坂46も大好きで、次の楽曲はここで出会ったみなさん、ここにいるメンバーに向けて歌いたいと思います」と告げると、最新の5枚目アルバムのリード曲『My respect』を披露。1秒たりとも目を離さないよう、メンバーと向き合いながらパフォーマンス。前日に発表され、梅澤からキャプテンのバトンを引き継いだ5期生・菅原咲月が、「梅さんは素晴らしいキャプテンでした」と誇らしく語った。

 その後、梅澤が憧れるOGの白石麻衣がVTRで登場。労いの言葉を送られると、梅澤がキラキラした華やかなオフショルの黒いドレスで姿を見せた。そして、乃木坂46の活動を回顧しながら、思いの丈を語った。

「(キャプテン就任)当時は重くて苦しかったです。MCがあったらパフォーマンスに集中できなくて、それが悔しくて。でも、ここまで自分を信じて大丈夫にしてきました。不安になった時は、横にいる仲間たちに力をもらって、今日まで頑張ってきました。今はキャプテンというこの看板をすごく誇りに思うし、もう一度乃木坂46の人生を歩めるのなら、絶対に私は3代目キャプテンになりたい。そう思えるくらい、自分にとって宝物をいただきました」

 涙を浮かべながら、真っ直ぐ前を見つめて続けた。

「私はどうやら、誰かの生きる希望になれていたみたいです。私が頑張れる理由だと言ってくれる人が、うそみたいな話だけど本当にたくさんいて。でも、そんなのこっちのセリフで、ファンの皆様が愛を向けてくれなければ、私はとっくにステージから降りていました」

メンバーと肩を寄せ合う場面も【写真:(C)乃木坂46LLC】
メンバーと肩を寄せ合う場面も【写真:(C)乃木坂46LLC】

メンバーへ「あなたたちが乃木坂46、最強だから」

 メンバーには、感謝の言葉とエールを送った。

「頼りない私に今日までついてきてくれて、本当にありがとう。みんなは今、乃木坂46でいられて幸せかな? 自分に自信が持てない時は、乃木坂46というグループに自信を持ってください。乃木坂で頑張っているあなたたちなら大丈夫だし、乃木坂46は最強だから大丈夫。あなたたちが乃木坂46だから大丈夫。乃木坂46の未来を作ることを楽しんでください」

 そして、「本当に今日までよく頑張った。私に任された役目は100%全うできた。そうやって、自分にも言葉をかけてあげたいです」と自身に言葉を送った。

 アンコールに突入すると、卒業に向けて制作された初ソロ曲『もう一つの太陽』を、今の自分を投影しながら歌ってみせた。そのまま『僕だけの光』、『転がった鐘を鳴らせ!』、『ガールズルール』をパフォーマンス。ラストの『乃木坂の詩』では、ファンも大声でコールを捧げた。

 今回、表題曲からカップリング、さらにアルバム曲と幅広い楽曲を披露。これまでの軌跡をたどるかのような、キャプテンならではの“乃木坂愛”をたっぷり詰め込んだセットリストとなった。ファンから鳴り止まぬ温かい拍手が送られ、惜しまれつつも乃木坂46の肩書をステージに置いた。

『乃木坂の詩』の歌詞にあるように、梅澤は後ろを振り返ることなく、前を見据えて歩み続ける。誇れる乃木坂46の卒業生として。

<乃木坂46「14th YEAR BIRTHDAY LIVE」3日目セットリスト>

M1 空扉(そらとびら)
M2 孤独な青空
M3 狼に口笛を
M4 僕は僕を好きになる
M5 ハルジオンが咲く頃
M6 新しい世界
M7 ジコチューで行こう!
M8 失恋お掃除人
M9 ファンタスティック3色パン
M10 悪い成分
M11 踏んでしまった
M12 急斜面
M13 歩道橋
M14 失いたくないから
M15 タイムリミット片想い
M16 泣いたっていいじゃないか?
M17 日常
M18 世界はここにある
M19 三番目の風
M20 人はなぜ走るのか?
M21 インフルエンサー
M22 帰り道は遠回りしたくなる
M23 シンクロニシティ
M24 My respect

EN1 もう一つの太陽
EN2 僕だけの光
EN3 転がった鐘を鳴らせ!
EN4 ガールズルール
EN5 乃木坂の詩

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