還暦のサンプラザ中野くん、「中野サンプラザ」で初ライブ 岸谷&寺脇、デーモン閣下が祝福
2020年に還暦を迎えたサンプラザ中野くんとパッパラ―河合が26日、中野くんの名前の由来となった「中野サンプラザ」で初めてのワンマンライブを開催。盟友の「聖飢魔II」のデーモン閣下や俳優の岸谷五朗、寺脇康文らがゲストで駆け付け、3時間におよぶ豪華なステージを繰り広げた。
「祝・初公演だぜ!爆夢の中野サンプラザワンマンライブ!『感謝還暦』サンプラザ中野くん&パッパラ―河合」
2020年に還暦を迎えたサンプラザ中野くんとパッパラ―河合が26日、中野くんの名前の由来となった「中野サンプラザ」で初めてのワンマンライブを開催。盟友の「聖飢魔II」のデーモン閣下や俳優の岸谷五朗、寺脇康文らがゲストで駆け付け、3時間におよぶ豪華なステージを繰り広げた。
サンプラザ中野くんとパッパラ―河合は、早稲田大学在学中にロックバンド「スーパースランプ」を結成し、1981年にアマチュアバンドの登竜門だったコンテスト「イーストウエスト」でシニア部門の優秀グループ賞を受賞した。同じく同年グランプリを受賞したバンド「爆風銃」のメンバーと後に結成したのが「爆風スランプ」。その決勝の舞台となったのが中野サンプラザだったことから、中野は以降「サンプラザ中野」を名乗ることになった。(2008年「サンプラザ中野くん」に改名)
ところがその後、中野サンプラザでライブを行う機会がなかった2人だったが、還暦を迎え、ついに「聖地」に足を踏み入れた。
この日は、入場から退出まで徹底した新型コロナ対策が講じられ、収容人数も3分の1の約600人に制限された。
開演時間となった午後5時、真っ赤なえんび服を着て、スキンヘッドにサングラス姿の中野くんになりすました河合が登場し、歌まねで「Runnner」を歌唱。会場も拍手で盛り上がると、おそろいの赤いえんび服姿の中野くんも登場し「祝・初公演だぜ! 爆夢の中野サンプラザワンマンライブ! 『感謝還暦』サンプラザ中野くん&パッパラ―河合 supported by オカモトラバーズ研究所。ライブはじめまーす」と長いタイトルを叫んで、ライブがスタート。
爆風スランプのデビュー曲「週刊東京『少女A』」、続けて「うわさに、なりたい」とバンド初期の名曲を立て続けに演奏し、立ち上がった声援を送ることができない観客も、座ったまま大きな手拍子とこぶしを振り上げて応援した。
最初のMCで中野くんが「サンプラザ中野くんが、ついに中野サンプラザでコンサートやってまーす!」と叫ぶと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
中野くんが巣ごもり中に習得したウクレレの演奏で「涙の陸上部」を披露し、さらにノーズフルート(鼻笛)で「愛がいそいでる」にもチャレンジ。河合と息の合ったアコースティックを聞かせた。
中盤戦では2人が影響を受けた曲を「感謝還暦音楽メドレー」として次々とカバー。中野くんが、幼少期に影響を受けたザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」や河合がギターをはじめるきっかけとなった「禁じられた遊び」、ほかにも天地真理の「恋する夏の日」、風の「22才の別れ」、荒井由実、チューリップ、松田聖子と続き、コーナーの締めは、クイーンを日本語訳でカバーする“女王様”から2人の歌唱で「我ら横綱」を披露した。