「フレンズ」えみそん告白、“胸キュン”ラブソングのヒントは「広瀬香美」「韓国ドラマ」!?

「8月31日の行方」ジャケット写真
「8月31日の行方」ジャケット写真

8月31日は“アイラブユーの日”

――タイトルの「8月31日の行方」ですが“8月31日”に込めた意味とは?

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「10代の頃の8月31日って夏休み最後の日で、『宿題やってないどうしよう』とか、『学校が始まったら夏の恋も終わっちゃうのかな』とか、反対に『学校が始まったらまた好きな人に会える』とか私の中で『頭を悩ます日』ってイメージがあって。歌詞に出てくる『流れ星』は、ペルセウス流星群をさしていて、そんな言葉も含めてタイトルは全部で8案くらいあった中から決まりました。あれ?今気付いたんですが8月31日は“アイラブユーの日”だそうです」

――偶然にも?

「そう。気になってカレンダー見たら書いてありました(笑)。やっぱり世界がそう思ってるってことですよね」

――音作りはリモートで行ったんですか?

「そうですね。メンバーのお家に録音環境があるのでリモートで音作りを詰めてった感じです。これまでは曲作りやライブやいろんなスケジュールが重なって、1つのことにじっくりと向き合う時間がなかなか取れなかったんですが、今回は歌に向かい合う時間を取って、よりクリアに“キュンキュン”が届くように声の出し方も工夫しながらレコーディングしました」

――耳元でささやいているような、相手をしっかり見ながら語りかけているようなそんな言葉の強弱が今回すごく印象的でした。

「ありがとうございます。歌っては修正してと繰り返しながら試行錯誤でしたね」

――ひろせひろせさんとの歌の掛け合いで、一層ラブソング感が強くなっています。

「そうですね。ひろせのパートは男の子っぽい歌詞をはめていて、ひろせの声が入るからこそ、ラブストーリーとして、成立していく感じがありますよね」

――出来上がった曲を聞いてみた感想はいかがでした?

「恋の濃縮度がかなり高まりましたね(笑)」

――キュンキュン度数はどれくらい上がりましたか?

「そうですね。『シン・ゴジラ』の形態に例えると、第一形態から最終形態になって、さらにゴジラの口から発射されるレーザーが“キュンキュンレーザー”という。そのくらい曲が成長しました(笑)」

――アハハハ(笑)。分かる人には、とても分かりやすい例えです。さて、今回ドラムの関口塁さんがジャケットアートを担当されたとお聞きしました。これまでのイメージも一新され、シティーポップっぽさも感じさせるおしゃれなジャケットになりましたね。

「確かにシティーポップっぽい(笑)。塁くんは、結構普段もおしゃれで、メンバーの中では1番おしゃれ度数が高いですね。ドライブする男女の視点やクルマの雰囲気が、この曲にぴったりで彩りを添えてくれました。これまでは、アディムくんか私が担当していたので、塁くんのエッセンスっていうのはまた5周年にして、新しい扉を開いてくれましたね」

――2020年はフレンズ結成5周年にあたります。えみそんさんにとって、どんな5年間でしたか?

「結構目まぐるしくて、5年間がまるで1か月ぐらいの感じであっという間でした。フレンズは基本的に『楽しむ』ってことを大切にしているバンドなので、結成時のワクワク感とか一緒にライブをする楽しさとか、みんなでUNOをしたり、飲んだり。そういう関係が変わらず続いていることはすごくいいなと思っていて、この5年間でさらに5人の個性も増した気がします。ライブでもお互いのことを考えながら、すごくまとまってきたなって感じます」
(後編に続く)

□フレンズ 2015年6月に結成した男女混合5人組バンド。各メンバーが他でのバンドで経験を持つ実力派。「VIVA LA ROCK」、「ROCK IN JAPAN」、「RISING SUN」、「SWEET LOVE SHOWER」など多数の大型フェス出演での動員はもちろん、結成わずか3年で3000人キャパ規模となる「TOKYO DOME CITY HALL」、「NHKホール」でのワンマンライブを開催。多彩なサウンドに加えて、オリジナリティと多幸感に溢れるライブで老若男女問わず高い人気を誇る注目のバンド。

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