芳根京子、太鼓練習で「テーピングだらけ」に 共演の松坂桃李が圧倒「あれは忘れられない」
俳優の芳根京子が24日、都内で行われた映画『雪の花 ーともに在りてー』の初日舞台あいさつに主演の松坂桃李、役所広司、小泉堯史監督とともに登壇した。劇中で挑戦した太鼓や殺陣について語った。

本人はドハマり「細長いものを持つと手首の角度がすごくよみがえる(笑)」
俳優の芳根京子が24日、都内で行われた映画『雪の花 ーともに在りてー』の初日舞台あいさつに主演の松坂桃李、役所広司、小泉堯史監督とともに登壇した。劇中で挑戦した太鼓や殺陣について語った。
芳根は撮影を振り返って「どちらも初めての経験だった。殺陣の撮影のときは監督が『芳根京子はこんなもんじゃない!』と言ってくださったりした。太鼓も、練習場に何度も来てくださって、たくさん練習の経過を見てくださった。来てくださるたびに『あぁ、また良くなったな』と思ってもらえるように頑張ろうと思った。監督が鼓舞してくださるとことが本当にモチベーションにつながっていた。本当に感謝しております」と話した。
次いで芳根は「太鼓の本番の日は、実際見てくださる方が、本当に楽しそうに見てくださった。とても私自身、楽しく太鼓をたたくことができました。なんか今でも体にすごく染み付いていて」と言い、握りしめるマイクを見て「こういう細長いものを持つと手首の角度がすごくよみがえる(笑)。これたぶん、しばらく続くだろうなと思って、すごくうれしい気持ちになりますね。役所さんも先ほど『今日、生演奏しないんですか?』と言ってくださったり(笑)、本当に太鼓に出合えてうれしかったなと思うことが多かったです」と述べた。
そんな芳根の奮闘について松坂は「(今回の)現場で久しぶりに会ったときに『今回よろしくお願いします』と言っても、手首がテーピングだらけで、もうなんかボクサーのテーピングみたいにグルグルに巻いていた。それがどれだけ大変なことだったんだろうと肌で感じて、実際の撮影のときもすごかったですね。もう圧倒された。撮影が終わったときにはもう、芳根さんが泣き崩れるようにフワ~ッとなって。あれは忘れられないですね」と振り返った。
会場では鏡割りも行われた。
同作は吉村昭の小説『雪の花』が原作とする時代劇。江戸時代末期、多くの人命を奪う疫病・疱瘡(天然痘)と闘った実在する町医者・笠原良策(松坂)と妻・千穂(芳根)らの奮闘を描く。
