【ズバリ!近況】熟年結婚・離婚で話題になったリポーター・菊田あや子は母の介護経験し終活専門家に

よく似ている最愛の母とツーショット【写真提供:オフィス菊田】
よく似ている最愛の母とツーショット【写真提供:オフィス菊田】

最期の1か月は母と実家で並んで寝た

 去年の6月に2度目の尿感染症がきっかけで食べられなくなって弱ってしまい、9月には主治医から「危篤です」って電話が。栄養の点滴が血管に入らなくなってしまい、どんどん痩せていきました。でも、訪問看護を受けながら家で看取る方法があると教えていただき、酸素マスクと腹部点滴をつけた状態の母を自宅に連れて帰りました。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 最期の1か月、私は実家に泊まり込み、ずっと一緒にいました。ベッドを並べて寝て、朝起きたら母の酸素をチェックして、レンジで温めたタオルで顔を拭き、痰の吸引をして……。そうやってお世話をするうち、だんだん覚悟ができました。最期は老衰で大往生。後悔なく送ることができました。母はカタチはなくなってしまったけれど、いつもそばにいる感じです。1人身だったおかげで、存分に母の介護ができて良かったです。

終活協議会の終活ガイド上級資格を取得

 葬儀を終えて東京に戻ったと思ったら、新型コロナウイルス感染症の流行が始まってしまいました。テレビのロケの仕事はすべてストップし、講演は中止か延期に。「これはもう家で静かにしているしかないな」と思って、インターネットで見つけた終活の資格をとりました。6月に一般社団法人終活協議会の終活ガイド上級資格を取得したんですけど、上級まで取った芸能人は私が初めてだそうですよ。

 今はお1人様も増えてきたし、コロナで「この先、どうすればいいんだろう」って不安を感じている人も増えていると思うんです。そういう人たちに終活をわかりやすく伝えていきたい。さらにエンディングノートの書き方についても勉強して、エンディングノート認定講師の資格も取りました。テレビやラジオで取り上げてくれないかな、と思って、企画書を書いたりしています。

次のページへ (3/4) もう一度結婚しパートナーと一緒に人生を分かち合いたい
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください