木村拓哉の主演映画を料理監修…三つ星シェフ・小林圭さんのパリ自宅に男3人が侵入、妻は重傷
フランスのミシュランガイドでアジア出身者として初めて三つ星を獲得した有名シェフ・小林圭さん(47)のパリの自宅に26日朝(現地時間)、黒人男性3人が押し入り、小林さんの妻が全身を殴られるなどして重傷を負ったことが分かった。同事件の報道を受け、小林さんに近い関係者がENCOUNTの取材に明かした。
全身を殴打、鼻を骨折などで全治2か月 有名人を狙った強盗の疑い
フランスのミシュランガイドでアジア出身者として初めて三つ星を獲得した有名シェフ・小林圭さん(47)のパリの自宅に26日朝(現地時間)、黒人男性3人が押し入り、小林さんの妻が全身を殴られるなどして重傷を負ったことが分かった。同事件の報道を受け、小林さんに近い関係者がENCOUNTの取材に明かした。
同関係者によると、現地時間26日午前9時30分頃、パリ市内の小林さん宅にビルの点検を装った黒人男性3人が侵入した。小林さんの妻が悲鳴を上げ、管理人と近隣住民が警察に連絡し、3人はその場から逃走。だが、侵入時にもみ合いになり、妻は全身の複数か所と顔を強く殴打され、鼻を骨折。髪を引きちぎられるなどしたという。
「命には別状はないようですが、ケガがひどい状態で全治2か月。精神的にもダメージを受けていると聞いています」
小林さんは同日、出張のためフランスを離れていたというが、パリでは昨今、有名人の自宅を狙った強盗事件が頻発。小林さんもミシュラン三つ星シェフとしてパリでは顔を知られる存在だ。パリ警察からも、小林さんと妻は「計画的犯罪と見て捜査する。犯人はまだ捕まっていない」と説明を受けている。
小林さんは長野・諏訪市生まれ。フランス人シェフの故アラン・シャペル氏のドキュメンタリーを見てフランス料理に興味を持ち、長野・茅野市のホテル、東京のレストランでの修行後、1998年に渡仏。さらなる修行後、パリの中心街にフランス料理店「Kei」を構え、2020年にミシュランガイドでアジア人シェフとして初めてフランスでの三つ星を獲得した。日本では、2021年に静岡・御殿場市に第1店舗目となる「Maison KEI」をオープン。今年3月には東京・虎ノ門ヒルズにグリル ガストロノミーレストラン&バー「KEI Collection PARIS」、4月には東京・銀座にレストラン「ESPRIT C. KEI GINZA」を開店している。
また、俳優・木村拓哉の主演で12月30日に公開される映画『グランメゾン・パリ』(塚原あゆ子監督)では、小林さんが料理監修を担当している。同作は19年10月期に放送されたTBS系連続ドラマ『グランメゾン東京』の続編で、料理に人生を懸けるフランス料理シェフの物語。木村は小林さんへのリスペクトを込め、小林さんと同じ金髪にして撮影に臨んだことを公表している。