羽賀研二容疑者3度目の逮捕に高知東生「人ってなかなか変われない」 日本司法書士会連合会の副会長らと共謀の疑い

日本司法書士会連合会は26日、副会長の野崎史生容疑者が不動産の虚偽登記をしたなどとして強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで25日に愛知県警に逮捕されたことを受け、公式サイトに声明文を掲載した。小澤吉徳会長の名で「極めて重大な事態」としている。なお、野崎容疑者と共謀したとして、タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者らも逮捕されている。羽賀容疑者の逮捕はこれで3度目となる。

高知東生【写真:ENCOUNT編集部】
高知東生【写真:ENCOUNT編集部】

日本司法書士会連合会は会長が声明「極めて重大な事態」

 日本司法書士会連合会は26日、副会長の野崎史生容疑者が不動産の虚偽登記をしたなどとして強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで25日に愛知県警に逮捕されたことを受け、公式サイトに声明文を掲載した。小澤吉徳会長の名で「極めて重大な事態」としている。なお、野崎容疑者と共謀したとして、タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者らも逮捕されている。羽賀容疑者の逮捕はこれで3度目となる。

 野崎容疑者の逮捕から一夜明け、日本司法書士会連合会は小澤会長の声明を公式サイトで発表した。

「昨日、当連合会の野﨑史生副会長が強制執行妨害や電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたとの報道がありました。被疑事実の有無については今後の捜査を待つことになりますが、報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています」

 その上で「当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます」と謝罪し、「当連合会としては、捜査に協力しつつ、情報収集に努めてまいります。また、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です」としている。

 報道によると、野崎容疑者は昨年6月、羽賀容疑者、同容疑者の元妻・当真麻由容疑者、六代目山口組弘道会傘下組織組長・松山猛容疑者らと共謀。強制執行を免れる目的で、羽賀容疑者が所有する沖縄・北谷町にある不動産の所有権が、羽賀容疑者の代表取締役を務める会社に移ったと虚偽の登記をするなどした疑いで愛知県警に逮捕された。同県警は野崎容疑者が登記の実行役だったとみて調べている。

 羽賀容疑者についても3度目の逮捕で、さまざまな波紋を呼んでいる。俳優の高知東生が25日夜、Xを更新。自身がかつて薬物事件で有罪判決を受けた経験を踏まえて私見をつづった。

「人ってなかなか変われない。俺もいまだに古い考えに引っ張られることはある。環境が大事だと思う。変わっていくためには、前向きで良い人間関係に身を置いておかないと、苦しい時、辛い時に持ちこたえられず、安易な悪い誘いに堕ちてしまう。悪の道の入り口は楽そうに見えるんだよ。それが罠なんだけどな」

 また、数々の裁判に関わってきた紀藤正樹弁護士は26日にXを更新し、野崎容疑者について「司法書士会の大不祥事」と指摘。その後、新たな投稿で「羽賀と日司連副会長の野崎各容疑者が、山口組組長と若頭の出身母体・弘道会の最高幹部の一人“舎弟頭”の松山猛(十代目稲葉地一家総裁)とともに逮捕されており、その関係性自体もかなりの衝撃です」と指摘した。

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