交通安全の啓発イベント「令和六年　秋の全国交通安全運動　築地～歩行者 SAFETY ACTION～」が21日、都内の築地・銀座周辺で行われた。クラシックカーのパレードも華やかに実施され、1967年式のトヨタ2000GTや戦前のダットサンなど、ゴージャスな貴重車が銀座の中心街を駆け抜けた。

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　秋の3連休初日。銀座を象徴する銀座四丁目交差点に、旧車や激レアカーがさっそうと登場。38年式ダットサン フェートン（17型式）や70年式メルセデス・ベンツ 280SL、ダットサン ブルーバードのレアタイプも勢ぞろい。クールな見た目のラリーカー仕様車も参加した。トヨタ2000GTは近年、米国のオークションで1億円を超える値段で落札されたことが話題を集めており、最高峰の旧車として世界的な人気を誇っている。

　パレード参加の15台はエレガントな走りを見せ、買い物客や観光客の耳目を集めた。パレードの先頭で牽引（けんいん）したのが、セドリックV-30Eのオープンカーだ。警視庁が保有している式典用の車両だといい、優雅なオーラを振りまいた。

　銀座の土地柄だけに、近くを通りがかった多くの外国人観光客が足を止め、興味深そうにカメラに収めた。特に73年式日産バイオレットは人気者だった。

　テンガロンハットがお似合いでクルマ好きの米国人男性は、米国ではフォード・マスタングに乗っているという。日本車の魅力について、「よく言われる評価だと思いますが、やはり信頼性ですね。これだけの安全性を持っているのにロープライス。それに、写真写りがいいところもポイントだと思います」と絶賛した。

　銀座松竹スクエアで式典と車両展示を展開。1日警察署長をフリーアナウンサーの中田有紀が務め、トークショーで交通マナーを呼びかけた。主催は築地警察署、築地交通安全協会。全日本ダットサン会がパレード出走協力を行った。