【光る君へ】高畑充希が感じた定子の出家 「限りなく死に近い…虚しさを感じ」

俳優の高畑充希が26日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で演じる定子について、同ドラマの公式HPの人気企画「君かたり」で語った。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。この日放送された第21回では定子が髪をおろしたことが内裏に広まる流れが描かれた。

定子を演じる高畑充希【写真:(C)NHK】
定子を演じる高畑充希【写真:(C)NHK】

髪をおろす定子を熱演「つかめるものが全部取り払われちゃった」

 俳優の高畑充希が26日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で演じる定子について、同ドラマの公式HPの人気企画「君かたり」で語った。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。この日放送された第21回では定子が髪をおろしたことが内裏に広まる流れが描かれた。

「出家というものが多分、現代とはおそらく全然、感覚的に違ったのかなと思って。『生きていて死んでいるようなものだ』というせりふが出てきたりするんですけど、だから限りなく死に近いような感じのことが、この当時は出家だったんだなと思いました。なので、そこまで追い詰められてしまったことに虚しさを感じましたね」

 出家のきっかけとなった兄弟の騒動についても言及。

「お兄ちゃん(伊周)とかとは、仲たがいしていた部分はありましたけど、ここまで人として、命じられても逃げたりとかっていうところまで落ちていくとは多分、想像もしていなくて。なので、取りつく島がどんどん一個ずつ奪われていくというか……。弟(隆家)は自分から出雲へ行っちゃうし、お兄ちゃんも逃げてしまって、それに対して母(貴子)が自分もついて行くとなって、父親も亡くなっていて、親族が力を失ったということは自分も一条天皇の近くにいられる権利も失っているので、想定外のところからどんどんほころんでいって、つかめるものが全部取り払われちゃったような、奪われたような感じですね」

 定子を慕ってくれるききょうについてはどうか。

「当初は能力やセンスをかっていたり、ということだと思いますが、でも周りに何もいなくなってしまったところで、まあ、一条天皇は思ってはくれていますけど、物理的に手を貸せないところにいるので、なので、唯一見えた一筋の助ける手というか、光がききょうだったのかなと思って。なので、明らかに関係値はこのあたりから姫と従者というものから、友人ではないですけど、もうちょっと人対人みたいなところになっていっているのかなと思いました」

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