格闘技イベント『超RIZIN.3』（7月28日、さいたまスーパーアリーナ）で朝倉未来と対戦する平本蓮が武者修行中のアイルランドで、UFC史上初の二階級同時王者コナー・マクレガーとついに対面を果たした。「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeでその様子が公開された。

　マクレガー選手の所属ジムSBG（Straight Blast Gym）で練習を行う平本。初日は、他の選手に混じりながら柔術の練習を行った。時差ぼけがある中での練習に平本選手は「最初はきつい……頭が痛くて集中できないから動きにたるみが出ちゃう」と疲れを見せつつも、同じ練習場にUFCライトヘビー級7位のジョニー・ウォーカー選手を見つけると、「普通に好きなんで、写真とかお願いしたいけどミーハーみたいじゃないですか（笑）」とワクワクした表情で言葉を漏らした。

　ただ平本が憧れるマクレガーはこの日は姿を見せず。「時差ぼけで動きが悪い愚態を見せるわけにはいかない。今日コナー来なくてよかった。最高の状態を見せたいんで」。

　練習2日目も他の選手らとともに練習メニューをこなしていく平本だったが、メニューを終え、ケージの脇で水分補給をしていると、突如表情が一変。ケージの向こう側に突然、マクレガーが現れたのだ。憧れの選手を一目見た平本選手は驚きと羨望の眼差しで「すごい！　本物だ！　かっこいい！　やばい！」と普段の饒舌な様子とは違い、言葉を失ってまるで子どものような表情に。

　さらに「こんなに好きになった人とか憧れた人にこの距離で会ったのは初めてかもしれない」と心を躍らせつつも、「ファン目線ではいられないですね、喰らい付いてなんぼですから」と同じファイターとしての目線も忘れていない様子。また「今はグラップリングの練習だけど、打撃の練習した時が真の見せ場になるんで。そこで『ヤバい奴が来た』ってなる自信はある」と自分の魅力をマクレガーにアピールする機会を伺っていた。

　その後も、ケージ内で練習するマクレガーをまるで少年のような眼差しで見つめていた平本は、この日の練習を終えると、マクレガーがオーナーを務めるアイリッシュパブへと向かう。ステーキを頬張り、食事を楽しんでいると、店内にマクレガーの姿を発見。気さくに店内の客と交流するマクレガーを見て、「俺なら発狂してますね。見習おうかな」とスター選手のファンサービスを側から見て、驚いていた。

　すると突然マクレガーが平本のもとに。握手を交わすとマクレガーが「ジムで見たよ！　パンチがめちゃくちゃよかった！」と平本を絶賛し、肩を組んで写真撮影も。また「どれくらいいるんだ？　2か月？　じゃあ一緒に練習できるね！」と声をかけただけでなく、7月にビックマッチがあることを伝えると、「どこで？　さいたま？　オレは君のハイライト映像を見たんだよ。次の相手はフロイド・メイウェザーと戦った選手だろ？　そのタトゥーもいいね！　会えてよかったよ！」と陽気な様子で語りかけ、足早にその場を去っていった。

　これには平本も感無量。言葉も出ないまま、ただただ笑顔で受け答えをしていました。最後に「嬉しすぎる、ヤバい。これは頑張れそうですね」とこれから続く練習に胸を踊らせていた。