ハイツ友の会が解散、清水はSNSアカウント削除で引退へ 悲報ラッシュにネット落胆「まじショック」

お笑いコンビ・ハイツ友の会が31日、解散したことが吉本興業のFANYマガジンを通じて発表された。3月31日の大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場でのライブを終えてからの報告となった。

解散を発表したハイツ友の会の清水香奈芽(左)と西野【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】
解散を発表したハイツ友の会の清水香奈芽(左)と西野【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

西野は「ピンで活動していく気持ちが固まりました」

 お笑いコンビ・ハイツ友の会が31日、解散したことが吉本興業のFANYマガジンを通じて発表された。3月31日の大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場でのライブを終えてからの報告となった。

 ハイツ友の会は2019年に結成した清水香奈芽と西野の女性コンビ。23年の女芸人No.1決定戦「THE W」では初めての決勝進出を果たすなど、人気を博していた。なお、清水のXアカウントはすでに削除されている。

 2人のコメントは下記の通り。

◯清水香奈芽

「これまでみてくださったり関わってくださった皆様、ありがとうございました。この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。NSCを合わせたら6年間にもなります。そんな日々を過ごす中で、嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました。

 芸歴5年目というのはキリが良いので考えるタイミングにもなりました。実際に今やめようと思える程度にはこの職業での活動に満足したことも、理由の1つです。劇場メンバーになるという大きな目標が思っていたよりもスムーズに達成できたり、自分が芸人になる前に『おもしろい』『すごい』と思ってみていた方々、近しい先輩、同期、後輩など周りとの関係が徐々に深まっていったり、ネタを褒めてもらえたり、ライブに呼んでいただいたり、ライブをみた方々が共感してくださったり、そして劇場メンバーになってから次の目標としていた各賞レースの本選などにも出場できたり。これだけにはとどまりませんが、どれも嬉しかったです。

 もちろん賞レースで優勝できたら尚良かったですが、先ほども書いた通り、活動する中で様々な要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました。やめる人たちと思われながらネタなどをみられるのが嫌だったので、今日までお伝えしませんでした。総じて、芸人という職業を経験できて良かったです。本当にありがとうございました」

◯西野

「様々なことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値を超えました。それから気持ちの上がり下がりはありましたが一定閾値を超えた状態での上がり下がりでした。ずっと心には『辞めたい』がありました。2人で何度か話し、『来年3月まで』という案が向こうから出たとき自分の中でとてもしっくりきました。

 賞レースの決勝まではいけても優勝できる気がせず、特にこの1年間本当に苦しかったです。様々な言葉をかけていただきますが、今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではなくなります。ですが今の形のままだと優勝できません。優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました。

 退所するつもりでいましたが、最後の日が近づくにつれ、ピンで活動していく選択肢が自分の中で数日前から出てきました。退所したい気持ちとネタを作ってやり続けたい気持ちが同じくらいの熱量で数秒ごとに自分の中でせめぎ合い、毎日とても悩み、やはり自分はこの職業が好きだと改めて思い、今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました。これからも吉本興業所属でネタをさせていただけたらと思っております。形は変わりますが、今後もネタを楽しんでいただけましたら幸いです」

 お笑い界では、和牛や尼神インター、ANZEN漫才などのコンビが3月31日をもって解散。GAGからひろゆきが脱退することも発表されるなど、多くの変化が見られた。

 この状況にSNS上では「まじショック」「本当に悲しい」「大好きすぎる芸人の相次ぐ解散」「女性芸人で一番好きだった」など解散を惜しむ声が多数あがった。

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