明石家さんま、“引き際”を語る「考えたくもないねんけど…」 衰えにも言及「これはもう仕方ない」

お笑いタレントの明石家さんま(68)が23日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。17日の千秋楽公演にサプライズ出演した舞台『岡村隆史の花の駐在さん 東京へ行く』について触れ、自身の“引き際”への考えを明かした。同作は、自身からナインティナイン・岡村隆史に主演を引き継いだ。

明石家さんま【写真:ENCOUNT編集部】
明石家さんま【写真:ENCOUNT編集部】

岡村隆史主演の『花の駐在さん』についてトーク

 お笑いタレントの明石家さんま(68)が23日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。17日の千秋楽公演にサプライズ出演した舞台『岡村隆史の花の駐在さん 東京へ行く』について触れ、自身の“引き際”への考えを明かした。同作は、自身からナインティナイン・岡村隆史に主演を引き継いだ。

 さんまは「『花の駐在さん』ちゅうのは、我々、(桂)三枝(現・文枝)さんから受け継いで。オレがもうやめるというので、(2012年4月の)100周年記念かな、吉本の。『伝説の一日』のときに『これで最後』っていうたら、岡村が『これはやめてはいかんもんなんで、僕がつなぎます』って言うてつないでくれて、(22年の)110周年もできて」と回想。「(岡村は)今度(32年の)120周年にも『つないどきます』って頑張っていうてくれてんねんけど、120(周年)はオレができないから。(約)10年後やから79歳になってるわけですよ。ほかの芸人さんなら大丈夫やで。オレの芸風は79歳では無理やから、そんなの。『無理やから岡村頼むな』ってこないだ舞台中にも言うたんですよ。『お前で吉本の120年迎えろ。伝説の一日やれ』って言うたら、『いや、もう何があったって、さんまさんで行かしてもらおうと。とにかく僕たちが駐在の格好して、みんなで(あなたを)抱っこしてでもやらしますんでお願いします』って」と次の節目でも出演を懇願されたとした。

 続けて「あいつら、オレが弱って動けないと、絶対裸にしてチ○チ○引っ張ったりしよるやんか。ジミー(大西)とか恨みあるから。内山(信二)とか」と警戒しつつ、後輩の思いがうれしそうだった。

 さんまは、5月に69歳を迎える同い年の村上ショージに「(120周年のときは)どうなってることやらわからない年代になってきてるわけやねんな」と声をかけた。村上は「よう言われますもんね、中堅に。『いつぐらいまで(現役で)なさるんですか』とか、『さんまさんはいつまでするんでしょうね』とか、『いや、さんまさんは動けなくなるまでするんちゃうか』とか。いろんなことよう聞かれます、やっぱり」と告白。

 これを聞いたさんまは「そやろな。みんな考えなきゃいけない年代に来てるということやけど、考えたくもないねんけどな。ただ体が動いて、反射神経が衰えなければ続けるつもりやねんけどやな」と明かしつつ、「それがな、衰えてくる。これはもう仕方ないよね。そのときにやめようとは思ってんねんけどね。気が付けば、ここまで芸能界で活躍できるとは夢にも思っていなかったし、『いま気が付けばここにいる』っていう状態。オレの場合、予定通り全然行ってないですけど。世間には『みんな頑張っていつまでも元気でやっていただいて』とか言われんねんけどな。こっちはこっちであれもあるし」と“引き際”について語った。

 また、「ショージ、お前は?」と盟友に将来について聞くと、村上は「『愛媛の住みます芸人』になります」と故郷へ戻るプランを公表。さんまが「岡本(吉本興業社長)が言うてたけど、『あれ真剣ですか』言うて」とトップも認識済みと伝えると、村上は「それはホントに真剣にちょっと考えてます。こないだも(現地の)家、天井も塗り直して。ホンマです。島に」と本気であると打ち明けた。

 さんまが「ちょっと(愛媛で)一緒に住もうか」と提案すると、村上は「ずっといじめるのわかってるから。ほうきの先でつついたり。絶対」と拒否。さんまは「それは生きてるか死んでるかわかれへんからやな。そら、ほうきの先でつつくわ。毎朝」と笑いながら返した。

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